2012/07/21(土)外部ストロボのシンクロ接点

 フィルム時代から使ってきた一眼レフで、コンパー接点が付いてない機種はなかったと思います。グリップ式やスタジオ用の外部ストロボとつなぐためのシンクロ接点です。フィルム式は、中級機以上の機種には、たいてい付いていました。
 「酸化セリウム」の先生と一緒に、アマチュア相手の写真教室を手伝っていたころには、コンパー接点のないカメラを持っている人がいると想定して、ホットシューアダプターを用意しました。使う頻度は少なかったような記憶です。

 最近のデジタル一眼レフには、コンパー接点のある機種は少ないみたいです。α900 がなくなってから、ソニーのカメラでコンパー接点の付いた機種は、最近出たα77 だけです。
 別売アクセサリーで、シンクロターミナルアダプター FA-ST1AM というのがあります。使いもしない外部ストロボのために本体価格が高くなるのなら、別売にしてコストダウンを図ったほうがユーザーのためです。それにしてもメーカー希望小売価格が 21,000 円というのは、ちょっとボリすぎでは?
 ホットシューアダプター FA-HS1AM を使う手もあります。メーカー希望小売価格は 13,650 円。このほかに写真用品メーカーから出ているシンクロ接点付アダプターが要ります。似たり寄ったりですね。

 ニコンは D800/E にはコンパー接点がありますが、D7000 から下の機種にはありません。接点が必要な場合は、別売のホットシューアダプター AS-15 を使います。仕様表にきちんと表示し、案内しているところをみると、シンクロ接点を外したことに負い目があるのかもしれません。メーカー希望小売価格は 2,100 円。ソニーの 1/10 です。このあたりは、ニコンは良心的ですね。(ソニーがエグイだけか・・)

 キヤノンは、EOS 7D までは外部接点付です。APSC の上位機種だからでしょう。PENTAX は K-5 が接点付き、K-30 が接点なしです。オリンパス OM-D には外部接点は見当たりませんでした。元祖 4/3 規格の E-5 や E-30 とは位置づけが違うようです。
 いずれにしてもホットシューを備えていれば、市販のシンクロ接点付ホットシューアダプターで、シンクロコード式の外部ストロボが使えます。始末が悪いのはソニーですね。専用接点のうえに変換アダプターがバカ高いのには参りました。NEX でスタジオ用ストロボを使うのは、非現実的な発想のようです。
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