2012/07/24(火)会計ソフトの更新は必要か?

 アプリケーションソフトには、バージョンアップがついて回ります。アンチウイルスソフトは、ファイルの更新が止まってしまうと役に立たなくなるので、有償無償にかかわらずサポートが受けられる状態にしておく必要があります。それ以外のソフトは、バージョンアップのたびに毎回律儀に更新することはないでしょう。新しい機能が要ると思えば、すればいいことです。

 いま使っている会計ソフトは、サポート契約はしませんでした。パッケージ版を買ったので、そこそこ厚い説明書が付いています。使い方の説明を受けるために余分な費用をかけるのは、もったいない話です。何度もしつこく勧誘のメールや電話がありましたが、すべてお断りです。
 ソフト会社にもよりますが、会計ソフトは毎年のように新しいバージョンに変わります。バージョンアップ代とサポート代が見合いになっているところもあります。最初に購入するソフトは安いものですが、毎年サポートを更新していくと、累積金額はバカにならない額になります。

 買ったときのバージョンは「7」でした。現行品は「12」です。電卓代わりに使っているだけなので、サポートもバージョンアップも不要です。ずいぶん前に、これが最後のチャンスとばかり、バージョンアップの最後通告がメールできてました。バージョンアップ料金が、パッケージ版の実勢売価よりも高いというのは、人を食った話です。
 これでもう勧誘のメールが来なくなると安心しきっていたら、ナント!久々に勧誘のメールです。「バージョンアップ価格適用終了のご案内」となっていました。締切まであと4ヶ月ちょっとだそうです。とうの昔に打ち切ったんじゃなかったの?
 冒頭に「長年、弊社製品をご利用いただき、厚くお礼申し上げます」とあるのは、何年もの間、一度もバージョンアップをせずに使い続けていることへのイヤミですかね。

 会計ソフト会社が、サポート契約やバージョンアップの稼ぎで成り立っていると知ったのは、購入した後のことです。このソフトを選んだ理由のひとつは、Windows 2000 で動くことでした。XP はもちろん、当時は最新だった Vista まで対応していました。Windows 7 で動けば、まだ現役で使えます。税法も会計システムも大きな変化はないからです。
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