2012/07/31(火)ウェブブラウザーのシェア争い

 ちょっと前までは、ブラウザーといえば Internet Explorer がダントツのシェアを握っていました。Google Analytics のデータを見ても Windows と IE の組み合わせが圧倒的多数派でした。それがここへきて、少し様子が変わってきています。
 スマートフォンとタブレット PC の普及が関係していると思われます。サイトによっては、IE からのアクセスが5割を切ったところもあるそうです。増えているのは Apple の Safari と Android、それに Google の Chrome も健闘しています。

 Crome Life に興味深い記事が出ています。昨年 10 月の記事で、タイトルは「Chrome ブラウザシェアが Firefox を抜いて 2 位に! IE を抜いてシェアトップになるのは 2012 年 5 月中旬頃の予想」と、勇ましいものでした。
 2位になったと騒いでいるのはワールドワイドの話で、日本ではこの時点でまだ3位だそうです。グラフを見ると Firefox を猛追していますが・・・

 ブラウザーのシェアは、いろんな計測の仕方があって、どれが本当の数字なのかよくわかりません。このときの Crome Life では、IE 38.89%、Crome 26.22%、Firefox 26.16% となっています。次点の Safari が 6.1% というのは、ちょっと低い気がしますが、こんなもんですかね。
 その後トップになったという記事は出てないから、今年の「5月中旬頃」という予測はハズレだったみたいです。それでも IE のシェアが落ちているのは間違いないようです。その理由を Chrome Life では、こう分析しています。

 「現状では、Internet Explorer がシェアトップなのですが、これは OS として Windows を利用しているユーザーが多いからです。しかし、OS のシェアに関しては Mac が順調にシェアを伸ばしてきています。」 そして・・・
 「Mac の OS シェアが伸びることで、IE の時代は終わる!」とブチ上げていました。ということは Apple の Safari も伸びるということですが、予想グラフでは Crome だけがやたらと伸びて、Safari は微増の見込みです。

 どこがトップになろうと構いませんが、ユーザーが自由に選べて、使いやすいブラウザーがシェアを伸ばせる環境が、いちばん大事だと思います。
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