2012/09/13(木)カメラメーカーからスマホが?

 カメラとスマホの連携が進むと、背面モニターがなくなり EVF が主流になるとの予測を立てました。カメラに無理して搭載しなくてもスマホの画面のほうがよく見えるし、画像の編集も楽です。カメラメーカーにとっては、他人のふんどしで相撲がとれて、コストダウンにつながれば、言うことなしです。

 カメラを持ち歩かないことはあっても、スマホを持っていないことはほとんどないはずです。もし不便があるとすれば、使い勝手でしょう。カメラのモニター代わりにするためにスマホが設計されているわけではないからです。
 だったらカメラとの相性がいいように、カメラメーカーがスマホを作るというのはどうでしょうか? 三脚穴やホットシューを利用して、簡単にカメラとドッキングできるスマホがあったら、愛好家に受けること間違いなしです。

 電話機能のついたスマートフォンでは難しいと思います。カメラと両方扱っているメーカーも一部にありますが、電話とカメラは別物です。販路の問題もあります。モニター部分だけケータイショップで買ってちょうだいでは、普及は望めないでしょう。
 ということは、カメラメーカーから提供されるのは「スマホ」ではなく、カメラ用に特化したアイテムになると考えられます。電話機能がない代わりに、モニター兼用のストレージに写真撮影に便利な機能を満載した周辺機器ができれば、そこそこ普及するのでは?

 外付けにする以上は、モニター画面は、カメラ本体に内蔵できるサイズよりも大きいのが理想です。スマホと差別化するためには、もうひと回り大きいほうがいいかもしれませんね。スマホより画面は広いけど、タブレット PC ほど大きくない、といったところでしょうか。
 転送でデータを保存するストレージ機能のほかに、RAW 現像や簡単な画像処理ができれば便利です。こうした作業は、モニター画面が大きいほうが楽です。サムネイルも見やすいし・・・

 モニターで画像を確認しながらシャッターが切れるリモコン・・といった感じの周辺機器です。インターバル機能のほかに、画像の保存から RAW 現像や画像加工、GPS 機能など、いままでカメラに内蔵されたらいいなと思う機能を一手に引き受けます。
 スマホでも代用できそうな気がしますが、細かいところで不満が出るでしょう。例えば、シャッターボタンの半押しとか、AF ポイントの細かい設定など、専用機器でないと痒いところに手が届かない点は多いと思います。
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