2012/11/05(月)デジカメはいつも少し物足りない

 自宅や事務所にカメラがゴロゴロしているのに、デジタルカメラはコニミノのナナデジとパナのコンデジしかないのは、デジタル式に魅力を感じなかったからでしょう。撮影が仕事じゃないから、フィルム代と現像料が要らない・・なんてレベルでデジカメに鞍替えするほどヤワじゃないと自負しています。(本音は、低コストは魅力ですが・・)

 コンデジは出張するときのメモカメラで、デジイチはメーカーとの付き合いで買っただけです。ナナデジは発売当時の価格で 20 万円くらいしていたと思います。縦位置グリップや専用ストロボまで揃えたから、付き合いと言うにはちょっとした出費でした。
 内心は、フルサイズじゃないし、画素数は 610 万画素しかないし・・なんて心境だったと記憶しています。そのうちフルサイズ機が出るまでの練習機くらいにしか考えていなかったように思います。

 そんないきさつからか、デジイチで趣味の写真を撮る気にはなれませんでした。もっとよく写るカメラが他にいっぱいあったし、28mm のワイドレンズが 42mm の標準レンズとしてしか使えないというのも不満のタネでした。
 新しいデジイチが出るたびに触手が動いたものの、どれも中途半端に感じて買い替えには至りませんでした。フルサイズのα900 は真剣に検討しましたが・・・
 買う寸前でディスコンとなり時期を逸しました。買いそびれたのは、αシステムがソニーの扱いになって馴染みがなかったことが関係しているかもしれません。

 ソニーのカメラに抵抗感がなくなったのは、皮肉にもミノルタの影を引きずらなくなってからです。光学式ファインダーを捨て、電子式ビューファインダーと半透過固定ミラーの採用で新しいデジイチの方向性を示したのは、意欲的で画期的なことでした。
 それと APSC フォーマットの撮像素子を使ったミラーレス機 NEX の発売です。αマウントも含めて、手元にある交換レンズがほぼすべて使える可能性が出てきたことに、大きく心が動きました。初代 NEX 5 は買う寸前までいきましたが・・・

 ファインダーがないのと、汎用のホットシューではなく専用シューだったのが買う気をそぎました。それと同じメーカーのαマウント交換レンズが、初めは一部しか AF で使えないのはお粗末です。ビオゴンタイプのレンズが周辺で色被りするとの情報もマイナス要因でした。(こちらはソニーの責任範囲外ですが)
 デジカメは、いつも何かが欠けていて少し物足りない気がします。「酸化セリウム」の先生が言うように、写真機ではなくて電気製品だからでしょうか?
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