2014/03/26(水)わかったようでわからない神宮参拝

 ここ数日は、天皇の伊勢神宮参拝のニュースがマスコミで採りあげられています。どこも触れているのは、「三種の神器」のうち「草薙の剣(くさなぎのつるぎ)」と「八坂瓊勾玉(やさかにのまがたま)」が、一緒に動座したことです。

 もうひとつの「八咫鏡(やたのかがみ)」は、伊勢神宮の御神体だから、神宮にあります。これで「三種の神器」が揃うことになります。
 ここでひとつ疑問に思ったのは、草薙の剣は名古屋市にある熱田神宮の御神体ではなかったか?ということです。どうやら皇居にあるのは、それのレプリカみたいです。

 草薙の剣は、壇ノ浦で平氏が滅亡したときに、幼い安徳天皇とともに水中に没して行方不明と聞いていました。どうやらこれもレプリカだったようで、これで長年の疑問が晴れたような気がします。
 ところで、核兵器のボタンを押すのは、三種の神器や天皇と共に海に身を投げた「二位の尼」みたいなタイプの人なんでしょうね。死なばもろとも、の心境です。

 天皇の神宮参拝に伴って、一般の参拝が規制されます。26 日は外宮(げくう)が終日、27 日は昼前後の時間帯を除いて内宮(ないくう)が参拝停止となるそうです。
 新聞には一般市民から、家内安全を祈願して毎年参拝しているのに残念だ、とのコメントが寄せられていました。

 家内安全? 神宮は個人的な願い事をするための宗教施設ではないのでは?
 伊勢市には何度か行ったことがありますが、信心のない者が参拝してバチが当たるといけないと思い、いつも外宮の鳥居の手前で引き返していました。
 願い事をするどころか、「おみくじ」も売っていないはずですがねぇ。
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