2016/01/10(日)名古屋のヨドバシに行ってきた
当初は名古屋駅前の再開発で出店する予定だったようですが、ビル完成のスケジュールが遅れたため、急きょ栄の松坂屋に決まりました。JR 東海とは、損害賠償もからんでかなりもめたとか。
栄の松坂屋といえば、老舗デパートの本店で、ほかの百貨店よりも格式が高いイメージがあります。呉服商品の撮影では、衣桁がけの仕方から照明まで、かなり要求が厳しいと「酸化セリウム」の先生も言ってました。
そんな入れ物の中で、ヨドバシカメラがどんな店づくりをしているか興味があり、早く見に行きたかったのに、なかなか機会がありませんでした。正月休みにやっと行けました。
まず初めに感じたのは、商品の陳列方法や POP 類などの宣伝物が、整然としていることです。新宿本店のあのゴチャゴチャっとしたヨドバシらしさがありません。おそらく松坂屋の意向でしょうね。
デパートというのは、宣伝物ひとつとってみても独自の決まりがあって、出入りの業者に小うるさいことを言ってきます。目の高さより上に POP を下げてはいけないとか、POP の色は黒と赤以外はダメだとか、商品はすべて箱から出して並べないといけないとか・・・
あまりにもうるさいのでデパート側に POP を用意してもらったら、品名が黒、価格が朱色の毛筆書きだったと、昔カメラメーカーの人がグチってました。習字教室じゃあるまいし、墨字で「キヤノン」ねぇ。
ヨドバシカメラとほかの量販店との違いは、ノウハウにあると言います。そのノウハウの一部を封印して、松坂屋は果たしてヨドバシを勧誘した効果を十分得られるでしょうか?