2016/02/06(土)絵画の鑑定は個人持ち?

 実家に残された父親の遺品の中に、かなりの量の絵画があります。画が好きだったんでしょうねぇ。階段スペースから部屋の中まで、絵画だらけの状態です。

 三回忌も済んだことだし、そろそろ遺品の整理をしようと、知り合いに紹介されたアトリエのオーナーに、査定を依頼しました。そこを通じて、東京の画商に打診しておいた査定が出た、と連絡がありました。

 著名な画家の作品が2点あったのですが、写真判定ではどうやら本物のようだ、との評価です。片方の版画は安いので論外ですが、もうひとつの油絵は鑑定に出したほうがいいと言います。

 鑑定には、鑑定料3万円と登録料・鑑定書代3万円の計6万円掛かるそうです。もし偽物との判定でも鑑定料の3万円は戻ってこないとか・・・

 この業界では、鑑定料は所有者が負担するのが習慣のようです。高く売れるのなら、業者の負担で鑑定にかけてもいいように思いますがねぇ。

 兄弟に相談したら、とりあえずの査定額があまりに低かったので、その業者を通じて鑑定には出さないことになりました。いま鑑定に出さないと、真作と鑑定されないわけではないからです。

 画商もボランティアではなくてビジネスだから、安く仕入れて高く売りたいのが心情です。それにしても安い査定だったなぁ。この業界は金銭感覚が政治家並みなのかも?

 こちとらは絵画については素人には違いないけど、ちょっと軽く見られたようですね。残念でした。
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