2016/06/09(木)トウモロコシの芽が出ない

 去年育てたトウモロコシは、ちょうど子供たちがお盆で帰省していたときに収穫期を迎えたので、孫たちに採らせました。自分たちで採ったのをその場で茹でて食べたから、さぞかしおいしかったと思います。

 今年もそのパターンを狙い、5月中旬に種まきしました。一株あたり種を2つ蒔いて、発芽したらひとつだけ残します。去年はほとんどの種が発芽したのですが・・・

 今年は一向に芽が出てきません。鳥に食べられるといけないので、防虫ネットをベタがけしておいたのに、発芽したのは 28 個の種のうち2本だけです。去年の残り種だからか、うーん、これでは食べられないなー。

 トウモロコシは、先端の穂(雄しべ)が開き、茎の途中からヒゲ状の雌しべが出てきます。そのヒゲがトウモロコシの実になる部分につながっていて、風で受粉する風媒作物です。

 この受粉が難しく、畝に一列だけ植えたのではうまくいきません。細く長く植えるより、畝を太く短くしてまとまった形で植えるほうが受粉の確率が高くなります。たった2株では、なんともならないわけです。

 いまからポット蒔きしても開花期が揃いません。農協のグリーンセンターにポット苗が2つだけ残っていたので、買い占めてきました。ひとつのポットに種を数粒蒔いた苗です。普通は間引きして一本だけ残すのですが、今回は丁寧に株分けして、別のポットに植え替えました。

 まだ足りないので、別の苗屋からも買ってきて株分けしました。どちらも1週間ほどでポット内に根が張ってきたようです。これで員数的には帳尻が合いました。半分くらいはお盆のころに収穫できそうです。

 トウモロコシは別の品種と交配すると食味が落ちると言います。今回はやむを得ず3種混合となりましたが、いずれも食用のスイートコーン系だから、たぶん問題ないでしょう。収穫できないよりは、うんとマシです。
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