2018/03/01(木)繰り越したパケットの使い道は?

 先月中旬に申込んだ mineo のシングルタイプ(データ通信 +SMS)は、ほとんどが WiFi 環境だったのでパケットの消費はわずかでした。スマホの設定画面では 18.08MB となっています。契約は 3GB で、大半が翌月に繰り越しです。mineo のマイページで確認したら 6,127MB になっていました。

3月のパケット残量

 今月は 6GB 使える勘定です。前月分の余りは今月中に使わないと権利放棄となりますが、先月の余剰分から消費していくので、今月分の 3GB までは翌月に繰り越し可能です。毎月余るようなら「パケットシェア」とか「パケットギフト」という仕組を利用して、ほかの人に譲ることも可能です。

 そんな人は身近にいない、という場合は、コミュニティー(マイネ王)のフリータンクに寄付できます。マイネ王に無料登録しておくと、寄付するだけでなく、パケットが足りないときにもらうことができます。タダでもらえるから、パケットチャージ(100MB 162 円)を利用する人は、ほとんどいないかもしれませんね。

 このフリータンクが何かと物議を醸しだしているみたいです。寄付する人のほとんどは、善意からか、自分がもらう立場になるかもしれない、といった考え方だと思います。ところが、もらう人の中には、寄付せずにもらう一方の人がいるようです。mineo 自体が、月 1GB タダでもらえる風の売り込みをしているのも原因のひとつです。

 もともとこの仕組の根幹には、予定したパケット量が余っても MVNO の利益につながらない実態と関係がありそうです。借りた回線数が減るわけではないからです。絶えず余るようなら回線数を減らせば利益になりますが、現時点で余ったパケットは利益に反映されません。それなら余った人から足りない人に回せば、回線を無駄なく使ったことになります。他社との価格競争で、低料金(小容量)の契約者を勧誘するウラ技に利用しているフシがあります。

 マイネ王に寄せられたコメントを見ていると、いろんな意見や考え方があって、フリータンクという仕組を維持していく難しさを感じました。実際に2月 26 日に危うく底を尽きかけて破綻寸前になったみたいです。そこで、パケットが一定以上残っている人はタンクから引出せないように改正されました。毎月パケットをもらっている人には、契約ランクを見直すようメールを送るそうです。

 余ったパケットを寄付するもしないも自由です。もらう一方の人を非難するのなら寄付しなければいい、という書込みがありました。誰も損してないのになぜ文句を言う、との意見もあります。コミュニティーの中の善意で回るシステムと謳いながら、それを集客に利用する主宰者と、もらって当然とうそぶく利用者と…  寄付するかどうかは、しばらく様子見ですね。
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