2018/10/25(木)有料の NET 配信は普及するか?

 従来のテレビ放送のほかに、ネット回線を使ったコンテンツの配信が増えています。ちょっと前まではパソコンやタブレット PC で見るのが一般的な方法でしたが、近頃はパネルテレビでも視聴できるようになりました。数千円から1万円程度の機器をテレビの HDMI 端子につなげるだけで、簡単にネット配信が見られます。

 推進役はアマゾン(Fire TV Stic)とグーグル(Cromecast)です。 両社とも張り合っていて、アマゾンで Cromecast は売ってません。自社以外の配信サービスも利用可能で、互いに囲い込み競争の様相です。無料で見られるコンテンツもあれば、有料のサービスもあります。

 YouTube やニコニコ動画などは無料ですが、hulu や Netflix などは有料です。月々数百円から2千円程度まで、価格帯もまちまちです。定額で見放題のサービスもあれば、コンテンツによっては別料金のところもあります。有料といっても月額の基本料金は、BS 込みの NHK 受信料よりは安いけどね。(最高値の Netflix で税込 1,944 円)

 既存のテレビ放送に興味がない人なら、自分の好きなコンテンツが見られるネット配信のほうが魅力的かもしれませんね。NHK のいう「受信設備」とやらがない PC モニターに Cromecast や Fire TV stic をつないで、NHK を解約してしまう人もいるようです。近頃 NHK がネット配信で受信料を取ろうと画策しているのは、そんな事情もあってのことでしょう。(PC モニターも「受信設備」かい!)

 レンタルビデオ店を利用している人には、ネット配信サービスは魅力的です。新作の DVD ソフトを1~2本借りる料金で、膨大な量のコンテンツが見放題になります。レンタルビデオ店の利用客が年々減少の一途をたどっているのもうなづけます。蔦屋や GEO はどうするんでしょうね。

 ちょっと前までは、映画のテレビ放送が頻繁にありました。ナントカ映画劇場なんちゃって。最近あまり見かけないのは、ネット配信の影響ですかね。ネット配信は決まった時間にテレビの前に座らなくても、好きな時間帯に視聴できます。しかも自分好みのタイトルが、スマホなどテレビ以外の機器でも見られるから、テレビ離れはますます進むでしょう。

 新聞を読んでないのはみんな自民党、なんて放言していた大臣がいましたが、新聞をとってない家庭は思っていたより多いみたいです。でもウチの母親は目がほとんど見えないのに新聞を断ろうとしません。新聞をとってるのが一種のステータスなんですかね。ケアマネさんがそんなことを言ってました。(つまらんところで見栄張って)

 そのうちテレビが廃れて、チューナーのないモニターディスプレーが主流になるかも? そうなったら NHK はどうするんでしょう。どうやらネット放送も有料にして、PC モニターまで「受信設備」にする魂胆のようです。そんなこんなで NHK の受信料を払っているのがステータスの時代にはなりそうもありません。

ネットで大河ドラマ、ネットで朝ドラ… やめてよね。
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