2020/01/02(木)PoE スイッチを屋外に設置する

 IP 方式の監視カメラを設置してから、今年で3年目に入りました。同軸ケーブルで通信する AHD よりは LAN ケーブルを使った IP カメラのほうが有利との考えです。新規にケーブルを敷設するので、どうせなら新しい方式にしたいとの思いもあります。

 最初に購入したのは、カメラ4台と 4CH NVR のセットです。2.8mm ワイドレンズ付とのフレコミでしたが実際には 3.6mm の嘘で、PoE は 48V 規格ではなくて変則の 15V 仕様でした。このセットは、今回のリニューアルで現役引退となりました。(嫁入り先は後報)

 カメラが8台くらいまでは LAN ケーブルを NVR まで引き込めましたが、それ以上カメラが増えると配線の取り回しが煩雑になります。室内の配線が増えることよりも屋外の PF 配管が邪魔で仕方ありません。いま使っている 16CH NVR は PoE スイッチのないタイプです。PoE スイッチはそばになくても構いません。

 そこで、屋外に PoE スイッチを置き、そこから近隣のカメラに配線することにしました。5ch のハブならカメラ4台まで PoE 給電できます。本来なら最初からそういう設計にすればよかったのですが、こんなにカメラ台数が増えるとは思いませんでした。8ch NVR までは PoE スイッチ内蔵だったしね。

PoE スイッチを屋外に設置

 家の西側(道路側)と東側(裏庭)の2ヵ所に 5ch ハブ(PoE は 4ch)を外付けしました。プルボックスに入れたから雨の心配はないけど、室内よりも温湿度の影響が大きいのが心配の種です。カメラとハブとどちらが先に壊れるか、実験ですね。

 WiFi を使った接続は諦めました。通信の途切れが激しくて、実用になりません。モニターに画像が写っていても時計が停まったままだったり、動いていても数秒の遅延が出たりで、リアルタイムの監視に向かないことがわかりました。

 カメラのせいというよりは、LAN 環境そのものに問題があるようです。風が吹いたら桶屋が儲かる…みたいな世界で、どこをどうすれば改善されるのか、雲をつかむような話です。屋外に PoE ハブを設置してから、なぜか WiFi 画像の途切れが少なくなりました。不思議ですね。
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