2020/03/24(火)不良カメラのモジュールを交換_2

 パスワードが不明で実用できなかった防犯カメラを復活させる話の続きです。カメラモジュール(基盤)を交換して蘇らせる作戦でしたが、何度も壁にぶち当たりました。パソコンを組み立てるのとは勝手が違います。

新旧の基盤の規格は 38mm 角
[38mm 角のモジュール。右が取り寄せた基盤]

 中国から届いたカメラモジュールは、サイズは 38mm 角で一見同じですが、裏側にあるコネクターの位置やピン数が違います。LAN ケーブルでの信号のやりとりは、元の基盤は6ピンのコネクターに5本のケーブルが接続されています。一方、新しく届いた基盤は8ピンのコネクターでした。

カメラに付属の LAN ケーブル

 新しい基盤は、DC12V と GND の2本が同じコネクターに接続されます。4ピンコネクターの赤と黒ですね。これを追加するのに8ピンコネクターのハウジングが必要です。規格は JST 1.25mm ですが、秋葉系の通販サイトを探しても見当たりません。たまに 1.27mm というのは見るけど8ピンはなさそうです。

 元のカメラは PoE ではなかったので、PoE モジュールを追加することにしました。筐体には十分な空きスペースがあります。PoE モジュールに6ピンと4ピンで接続し、PoE とカメラモジュールを8ピン同士でつなげば解決するはずです。ところが Banggood で見つけた PoE モジュールの附属ケーブルは、8ピンの先が6ピンと電源の二股に分かれてました。(これじゃダメだわ)

 IP カメラのパーツをネットで調べていると、やたらと AliExpress のページがヒットします。この手のキワモノは Banggood よりも圧倒的に多いみたいです。カメラモジュールは Banggood ではレンズ付しかありませんでしたが、AliExpress ではレンズなしが選べたり、ケーブルユニットが追加できたりします。(しかも種類が豊富!)

 AliExpress はアリババの海外向け通販サイトです。PayPal は使えずクレジットカードでの決済となりますが、ここでないと手に入らないパーツがいっぱいあって、IP カメラの自作や改造には避けて通れないサイトです。PoE モジュールのほかに LAN ケーブルユニットとパーツセット(ネジ類)を注文しました。

 Banggood よりも到着まで日にちがかかりそうです。かくして時間との闘いが続きます。時間と言っても「待ち時間」だけどね。
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