2021/08/24(火)無臭ニンニクの小球を種球に回す

 黒ニンニク用に仕入れたホワイト六片は、種球から除外した小ぶりなジャンボ系無臭ニンニクの足しにするつもりでした。去年までは大きな鱗片をいくつか除けておいて、庭に植えていたのですが……

 でもちょっと待った! いままでホワイト六片種はまともに育ったためしはありません。

 そこで発想を転換することにしました。通販で買ったホワイト六片を食用と黒ニンニク作りに全て使い、無臭ニンニクの鱗球は小さいものでも食べずに播種用に回すことにしました。(急遽決定!)

 この結論に至ったのは、ホワイト六片のLサイズと無臭ニンニクの小さな鱗球が似たような形と大きさだったことです。品種を明かさなければ区別がわからないくらいです。黒ニンニクにしたら見分けはつかないでしょうね。

ホワイト六辺と無臭ニンニク
[左のネットがホワイト六辺。右が小ぶりな無臭ニンニク]

 ホワイト六片が育たないなら、無臭ニンニクを育てればいい。この地域ではジャンボ系無臭ニンニクは十分に育ちます。育てた結果、サイズは大小混在ですが、小ぶりなものはホワイト六辺のL~2Lに近い大きさです。(写真右側。小さいのは鱗片に分化してない一球もの)

 去年のテストで、ジャンボ系無臭ニンニクで作った黒ニンニクは、エレファント種と遜色ないことは確認済みです。黒ニンニクにするならホワイト六片種でもジャンボ系でも結果は似たようなもんです。アリシンの発生量が云々は関係ありません。違いは口あたりがフルーティーなことくらいです。

 無臭ニンニクと一口に言っても品種はいろいろあるようです。鱗片が多いものもあれば、エレファント種と似たような形状で小ぶりなものもあります。うちのジャンボ系無臭ニンニクは、エレファント種に近くて、鱗片数が少ない小ぶりな品種のようです。

 過去には鱗片数の多いものもありましたが、小さい鱗片から先に食用に回す習慣を続けていたせいか、鱗片が大きい(つまり鱗片数が少ない)ものに淘汰されていったみたいです。

 今にして思えば、鱗片数の多い品種も残しておくとよかったのかもしれません。でも、すべて食べてしまったからもう手遅れ。「腹水、盆に返らず」です。(ちょっと違うか…)
OK キャンセル 確認 その他