2023/04/06(木)越冬した苗をこまめに植え替え

 温室で越冬させたパッションフルーツの大株は全滅でした。生き残ったのは小さな株2つのほかに、挿し木で増やした小苗だけです。このままでは夏の収穫は望み薄です。

 そこで3月の気温が記録的に高いのを利用して、定植する前に小苗をなるべく大きく育てる作戦に変更しました。いきなり大きな鉢やプランターに植えるよりも、ひと回り大きな鉢に植えたほうが成長が早いという話を聞いたことがあります。

 根がスリット鉢いっぱいになったら、ひと回り大きな鉢に植え替えます。その代わり何回か植え直さないといけません。新芽が出た程度だった小苗が、植え替えてからひと月ほどの間に蔓を伸ばし始めました。

 今週、元気がよさそうなのを選んでひと回り大きな鉢に2度目の植え替えをしました。活力剤メネデールを百倍に希釈して与え、温室で養成中です。ここ2~3日は雨模様で温室に入れっぱなしです。

 いままで通り、晴天の日は昼間は外に出し、気温が下がり始める前に温室に戻します。

 ヒーターの電源は入れてないけど、温室内なら遅霜の心配は無用です。むしろ晴天時に温室に入れっぱなしだと室温が上がり過ぎる心配があります。上方の換気窓を開けておかないと午前中に 40℃を越えてしまいます。

 例年は4月中旬から下旬に定植してましたが、今年は時季を遅らせて気温が十分高くなってから植えることにしました。5月の大型連休中かそのあとを予定しています。

 定植前に少しでも株が大きく育つよう、窒素成分が多い肥料を与えます。1000 倍に薄めた芝生用の液肥 (7-5-5) を使い、蔓の成長を促す作戦です。定植後もしばらく与え、根が伸びてリン酸成分が多い肥料に自力でたどりつくのを待ちます。

 定植時季を遅らせると開花が遅くなるかもしれません。例年は5月下旬から咲き始めていました。早く開花した株は梅雨の途中で咲くのをやめてしまう傾向があります。もう少し後にずらしても収穫量は変わらない気がします。

 いままで5月になってから植えたことはないので、どういう結果になりますやら。実験です。
OK キャンセル 確認 その他