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2008年02月15日の記事

2008/02/15(金)集合写真 その6

 結婚式の集合写真といえば、式場の写真室での撮影が一般的です。このシリーズの初めに紹介しましたね。親族と一緒に並んだのに、いつまで待っても写真が届かない、という経験をしたひともいると思います。
 写真室で撮った写真は焼増し代が高いので、全員分の焼増しをしないケースが結構あるようです。なかにはコピー版を配るひともいますが、著作権は写真室側にあるので、民法上は違法なやり方です。

 写真室の設備は最低でも数百万円かかります。建設負担金を要求する式場なら1億円を超える投資をしているかもしれません。写真代が高いのもうなずけます。撮影した写真をコピーされてはたまらないので、いろいろな防止策を施します。
 写真の仕上げをシルク(絹目調)にしたり、中抜き台紙を特殊サイズにしたりするわけです。さらに、台紙をしっかり糊貼りするという原始的な防止策をするところもあります。素人が品質を落とさずコピーすることは難しいでしょう。
 コンビニのカラーコピーなら、配らないほうがマシです。街の写真屋さんのなかには、複写を引き受けてくれるところもあるようですが、そうしたお店は減少の一途です。

 素人に写真室と同じ集合写真を求めるのは、無理難題を言うことになります。「つばくらめの子安貝」を探せ、といっているのと大差ありません。(花嫁は かぐや姫かい!)
 人数を少なくして、グループごとに撮影することをお薦めします。数人程度のミニ集合写真なら、失敗する可能性は少ないし、顔が大きく写ります。新郎新婦と一緒に写すのがミソですね。
 新婦は向かって右、新郎が左というのが世間一般の常識ですが、絶対的な決まりではありません。お雛様でも「京雛」は左右逆ですからね。とがめられたら、「どちらかがお公家さんの出で・・」とかナントカいってケムに巻いておきましょう。
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