2012/10/22(月)ナナデジのブラックアウトが再発

 先日、WEB 用のブツ撮りにコニカミノルタのα7デジタルを使ったら、ファインダーが暗転する症状が続けて起こりました。撮った画像は真っ暗です。電源を切っては入れを繰り返したらそのうち直りましたが、なんとなくヤバイ感じです。

 ずいぶん前に、この症状が直らなくて、予定していた撮影がフイになったことがあります。修理に出そうと受付窓口を調べていたら、欠陥でリコールしているのがわかりました。
 αシステムはすでにソニーに移管していましたが、リコールの修理はコニカミノルタが窓口です。対応は丁寧で迅速でした。その後は順調に動いていたので安心して使っていたのですが、また症状が出たところをみると、そろそろ寿命なのかもしれません。そんなに使ってないけどね。(電子機器はそれがいけない?)

 日常使えそうなコンデジのちょっといいのを・・なんて考えていましたが、一眼レフの買い替えが先になりそうな雰囲気です。スタジオ用の外部ストロボを使う撮影が主だから、ソニーの現行αシステムだと適合機種が限られます。外部ストロボ用のコンパー接点がないからです。
 もちろんシューアダプターをかませば使えないことはありませんが、シンクロターミナルアダプター FA-ST1AM は、メーカー希望小売価格が 21,000 円もします。ニコンなら 1/10 の 2,100 円です。購入するのは心情的に抵抗があります。

 かといって、唯一コンパー接点を備えたα 99 を買うのはもったいない気がします。別にトランスルーセントミラーを毛嫌いしているわけではないし、EVF に抵抗感があるわけでもないのですが、WEB 用のブツ撮りのために買うのは、ちょっとね。
 これから撮影全般のメインカメラとして使うつもりならいいと思います。ただα 99 がそれだという確信がまだ持てないだけの話です。(ネックはやはり TLM か EVF か?)

 ナナデジが壊れたら、α 700 の中古でも買いますか。4万円もあればお釣りがきそうです。NEX にクソ高いシンクロターミナルアダプターを付けるより、経済的だし使い勝手もよさそうです。画素数も一気に倍増だしね。

2012/10/21(日)フィルムメーカーらしいコンセプトのデジカメ

 ずいぶん前に、FUJIFILM X100 のハイブリッドファインダーが面白いとの話題を取り上げたことがあります。去年の8月 19 日です。その後 10 月 24 日に、これのレンズ交換式が出たら・・なんて話も書きましたね。今では X-Pro1 があるし、もうすぐ X-E1 が発売されます。
 フォトキナでカールツァイスが X マウントのレンズを出すと発表するなど、このジャンルですでに橋頭堡を確保したようです。

 カメラのデザインがクラシックなのが気に入らないとか、懐古趣味だとか、いろいろ言われているようですが、嫌なら買わなければいいだけの話です。買う買わないは消費者の自由です。個人的には、カメラのコンセプトを考えれば悪いデザインではないと思います。
 最先端の電子機器というイメージはありませんが、銀塩時代をリードしたフィルムメーカーのカメラということを忘れちゃいけないでしょうね。ハイテクっぽいデザインのデジカメならほかにいくらでもあります。

 このシリーズが立派だと思うのは、ファインダーに拘っていることです。写真を撮るという行為には、撮影者が拘るスタイルがあるものです。X100 のハイブリッドファインダーは、何もここまでしなくてもと、思わずうならせるアイデアでした。
 X-E1 は EVF オンリーになりましたが、コストダウンのためでしょう。ユーザーの選択肢が増えるのはいいことです。2/3 EXR CMOS センサー搭載で、ファインダーを省略した X-F1 が追加されれば、さらに選択肢が広がります。この機種は海外向けだと踏んでいたのですが、早々に国内にも投入してきたのは意外でした。要望する声があったんでしょうね。

 FUFIFILM には、ファインダーに拘ったカメラを出し続けて欲しいと思います。光学式でなくてもファインダーを覗いてフレーミングするのは、写真文化の一部だとの想いがあるからです。
 そういう意味では X-F1 はイレギュラーな存在ですが、嫌なら X10 がある、ということでしょう。答えは明快です。

 独特の描写が魅力のシグマ DP シリーズは、ファインダーがないのが残念です。ホットシューにつける外付けの光学式ファインダーが用意されているので、そちらを使うことになります。液晶モニターと併用すれば、ほとんどの撮影シーンに対応できそうです。
 ファインダーが内臓でないのなら、もう少し安くしてもバチは当たらないと思いますがねぇ。

2012/10/20(土)デジカメはもっと個性的に!

 いままで横一線で画一的だったデジタルカメラに、少し変化が出てきたような気がします。ミラーのないレンズ交換式(いわゆるミラーレス機)が支持を得たり、光学式ファインダーを採用しない一眼レフ(?)が登場したりと、群雄割拠の状態になってきました。
 コンデジはスマートフォンに押されて、多機能化、高級化が進んでいます。他社との差別化で、個性的なカメラが増えつつあります。いい傾向ですね。

 ライカがモノクローム専用機を出したように、デジタルカメラはもっと個性的であるべきだと思います。見え味のいい光学式ファインダーでなければ嫌な人は、従来型の一眼レフを買えばいいし、デジタル式の特徴を活かしたければ EVF 搭載機を選べばいいでしょう。EVF はまだ発展途上ですが、いずれ光学式を超える日がくると予測します。現時点ではいましばらく並存状態が続くでしょう。

 ユーザーニーズごとに対応した機種が提供されるようになると、一部の偏執狂的マニアを除いて、買う気もないのにいちゃもんをつける人はいなくなるでしょう。嫌なら買わなければよいだけのことです。
 日本人はすべての機能が搭載されていないと気が済まない国民性だと言われています。あまり使わない機能でもコストダウンのために割愛すると非難轟々です。それでいて、価格が高いと平気で文句を言います。

 それなら、徹底的にコストダウンした(つまり余分な機能を省略した)機種と、機能てんこ盛りの機種と、できればその中間の機種も提供すれば、松竹梅で需要をほぼカバーすることができるはずです。
 徹底的にコストダウンした機種は国内では売れないと思われてきました。いままではコスパ重視の海外向けに輸出されていましたが、そろそろ国内向けに出しても受け入れられる素地ができてきたように思います。昔ほど日本国民は裕福でなくなりました。

 少し前までの年寄は裕福でしたが、これから年金生活に入る団塊世代はあまりゆとりはなさそうです。デジタル化で若い世代の写真人口は増えたものの、写真がリタイア世代の趣味のひとつであることに変わりはないはずです。
 いままでのセオリーに囚われずに、機能別の個性的なカメラが現れることを期待したいと思います。ライカは買えないけど、どこかモノクローム専用機を出しませんかね。(冗談です!)
OK キャンセル 確認 その他