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2012年11月11日の記事

2012/11/11(日)デジカメは壊れやすい?

 カメラ系量販店の展示機を触っていて、動作がおかしいと感じたのは FUJIFILM X10 だけではありませんでした。コードで電源を供給しているはずなのに、「バッテリーの容量が少ない」という警告が出て動かなかったり、液晶モニターの画像が出たり出なかったりと、不安定なカメラが目につきました。

 これが製品そのものの性能なら、誰も買わないと思います。調子の悪いデモ機をそのまま自由に触れるように展示しておくなんて、商売上はマイナスなのになんでかしら?
 しかもお店は展示のノウハウがひと味違うと定評のヨド○シさんです。不思議に思いました。

 それだけデジタルカメラは壊れやすいのかもしれませんね。ちょっとした故障は日常茶飯事で、多少のトラブルや不調を気にしていたらきりがないんだと推察します。機種も多いことだし、フィルム時代のカメラでは考えられない事態です。
 「酸化セリウム」の先生が口癖のように、デジカメは写真機ではなくて電気製品だと言っていますが、まさにそのとおりになってきた感じです。冷蔵庫やエアコンなどの白モノ家電は比較的丈夫なのに、デジタル家電は旬な期間が短いせいか総体的につくりが華奢です。

 さすがにアドアマ層が使うクラスの上級機で、デモ機が壊れているような機種はありませんでした。15 万円も 20 万円もするカメラがすぐに壊れたら、購入したユーザーは納得しないでしょう。マグネシウム合金や防塵機構など、耐久性を重視したつくりになっているカメラはそこそこ丈夫みたいです。
 それでも耐久消費財と呼ぶには、デジカメの商品寿命は短めです。故障する前に性能面ですぐに旧型になってしまいます。

 業務用途だと、フィルム時代でも2年程度で使い潰す人が結構いました。デジカメでも同じくらいのペースだと思います。デジタルになってランニングコストが下がったためショット数は増えたはずですが、とくに寿命が短くなったという話は耳にしません。フィルムを巻き上げる必要がなくなったから、その分とお相子なのかもしれませんね。
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