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2016年12月12日の記事

2016/12/12(月)250W のヒーターで温室暖房

 自作の温室について、50W 足らずのホットカーペットの床暖房だけで、この冬を凌ごうなんて考えるのは甘いと思います。床暖房は、地面から浮かせた環境で、地熱に頼らず床を温めるのが目的です。地温をあてにしたところで、表面温度が0度を切らない程度のことです。地面への放熱を防ぐ意味でも、床暖房は効果があるはずです。

 ビニール温室の外カバーの「裾」が 10cm ほどあります。これを利用して、木製フレームが地面に直かに接しないように浮かせてあります。地表には木炭を砕いた粉を敷き詰めて、虫の巣窟にならないよう対策済みです。

 床暖房は、タイマーで日没前から夜明け後までにしてあります。テスト初日は、コントローラーのセレクターを「強」にしました。床暖房の効果がどのくらいあるか、見当をつけるためです。そのあとで温室ヒーターを入れた日は、床暖房を「中」にしました。ヒーターのパワーに比べれば、床暖房の効果は知れたものですが、あまり熱くなるのも考えものです。

 「ダニ退治」というモードもありますが、こちらは御法度です。インシュロックで巻いてセレクターがそちらまでいかないようにガードしてあります。糠に虫が湧いたときには役に立ったけどね。

 メインの暖房装置をどうするか迷いましたが、放熱板のついた 250W の電熱器をサーモスタットで制御することにしました。こちらはタイマーをかけず、日昼でも低温時には作動するようにしてあります。10 度以上になる設定にしましたが、外気温が0度近くになると、+7度くらいがやっとのようです。

 サーモスタットの電気容量は 600W あるから、もう1台追加して同時制御が可能ですが、そこまですることはないでしょう。一般的に耐寒温度が5度以上というのは、気温が4度を下回ると霜が降りる確率が高くなるからです。これは野外の話です。風があたらず霜が降りない温室内で5度以上あれば十分でしょう。
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