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2018年02月02日の記事

2018/02/02(金)4K モニターのスペックを考える

 デスクトップ PC の更新まで時間がありそうなので、先になるかもしれない 4K モニターのスペックをどうするか考えてみることにします。4K 放送はまだだから 4K テレビを買っても後からチューナーを買い足す必要があります。いま買うならモニターだと前回は書きましたが、本当に 4K チューナーを買い足す必要があるのでしょうか? というのも地デジで 4K 放送は予定すらないからです。

 そうなると 4K テレビでもよさそうな気もしますが、ここでは検討の対象外とします。手元にある地デジ /BS チューナーを使えば PC モニターでも現在の放送は見られます。裏番組の録画に利用する手もあるけど、いままでそういう使い方をしたことは一度もないので、多分これからもしないでしょう(現在 BS がないのと2台ある)。テレビ番組に対する執着心はホントなくなりました。

 テレビと兼用で使う場合、液晶パネルの方式はテレビによく採用されている IPS パネルが第一候補となります。視野角が広いのが特徴です。見る角度による色の変化が少ないためグラフィック関係でよく使われています。写真用語でいう「黒のシマリに白のヌケ」にやや劣るのが難点と言えば難点です。価格的に高めなので PC モニターでは少数派ですが、4K モニターに関しては採用される比率が高いようです。

 そのほかに 4K モニターを買うにあたってチェックしておくべきポイントを調べてみました。

【 HDMI 2.0 】― 4K で 60P(秒間 60 コマ)表示できる。HDMI 1.4 だと 30P。
【 DisplayPort 1.2 以上】― PC との接続用。1.2 は 4K で 60P。これから主流の規格。
【 HDCP 2.2 】― コンテンツの著作権をクリアして表示するために必要な規格。
【 HDR 】― ハイダイナミックレンジ。白トビを抑え黒ツブレを軽減する高画質技術。
【ブルーライト低減】― 肩こりや頭痛の原因とされる波長の短い(青い)光を一部カット。
【フリッカーフリー】― 画面のチラツキ(細かい明暗振幅)をなくす技術。

 これらをすべて網羅する機種は少ないですね。とくに HDR とフリッカーフリーは新しい技術なので、採用されていない機種が目立ちます。HDMI は 2.0 と 1.4 が混在だったり、規格が明示されていなかったりします。2.0 でも LEVEL A と B があって紛れの多い接続端子です。これからの規格として DisplayPort の数を重視したほうがよさそうです。少なくともゼロはいけませんね。あと USB3.0 ハブ機能や USB Type-C の有無なんかも要チェックです。

 画面のサイズはピンキリですが、32 インチ以下の小型ならモニターの独壇場だし、55 インチ以上の大型ならテレビのほうに分があります。PC モニターとして使う場合は、作業デスクの大きさから 27~32 インチあたりまで。マルチモニターをまとめて4分割画面で使うのなら、21 インチの4倍で 42 インチという選択もありでしょう。それ以上になると、もうほぼテレビですね。
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