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2018年10月21日の記事

2018/10/21(日)これからのテレビ環境を考える

 デスクトップ PC の更新に続いて 4K モニターを導入したことで、我が家の IT 環境改善は少し前に進んだ気がします。とはいえ、廃棄したブラウン管式テレビにまだ未練を残しているようでは、ただ単に「気がする」だけかもしれませんが… (アナログの味が懐かしいなぁ)

 台所の小型テレビが 1280x720 のハイビジョンから 1920x1080 のフルハイビジョン対応になり、720x480 のアナログテレビが 3840x2160 の 4K モニターに変わったものの、見られる番組は同じです。12 月から始まる 4K 実用放送を見るためには、4K チューナーが必要です。従来の BS 放送と同じ顔ぶれの局であれば、従来式の右旋波で 4K 放送が提供される予定です。BS アンテナを交換しなくても 4K チューナーと 4K モニターの組み合わせで視聴できます。

 では、4K チューナーを買うかというと、いまのところその予定はありません。ACAS チップの扱いがどうなるのかなど、不明瞭な点が多いからです。家電業界以外で 4K だ 8K だと騒いでいるのは NHK くらいだしね。民放の BS 4K チャンネルが実稼働するのは足並みの乱れもあって、さみだれ式の様相です。東京五輪までには本格稼働するでしょうが…

 4K 放送の枠を確保するために、民放のほとんどが BS 放送のフルハイビジョン送信をやめてしまいました。残っているのは BS11 と NHK BS プレミアムくらいのようです。地デジの最高画質はもともと 1440x1080i までで、BS 放送の大半が同等の画質に落ちました。4K 放送を視聴する気がなくて、いまの地デジと BS だけでよければ、価格が高い 4K テレビはもとより、フルハイビジョンでなくてもいいことになります。

 それでも台所のテレビをフル HD にしたのは、監視カメラが 200 万画素の 1080P だからです。NVR の設定を変えれば 720P でも表示できますが、わざわざ画質を落とす意味はなさそうです。昔は、フルハイビジョンのテレビは 32 インチ以上でした。いまは 20 インチクラスの小型テレビでもあります。いざとなればパソコンのモニターにもなるしね。

 これから冬になると、ガス台や炊飯器など熱源があって暖房効率の良い、台所に居る時間が長くなりそうです。ちょい見ができればいいくらいの感覚で価格の安い 22 型にしましたが、居座る時間が長くなるともっと大きな画面が欲しくなります。ここも 4K モニターを据えた場所と同じ三角コーナーだから、サイズ的には 32 インチですかね。

 では 4K モニターをこちらに持ってくればいいかというと、それはちょっと難点があります。パソコンは食卓の上のノートで十分だから使わないし、音質を求めれば外部スピーカーは必須で、置き場所を考えないといけません。壁から突き出たモニターアームの耐荷重は 10kg まで。モニターの重量は 9.9kg 。ちょっとぶつかっただけで終わりそうです。

 チューナーの問題もあります。内蔵型のテレビで 32 インチクラスは、割高で機種が限られます。かといって PC モニターにすれば、今回購入した 4K モニター用のチューナーが別に要ります。地デジ専用のチューナーがひとつ余っていますが、出力はコンポジットのみ。黄・赤・白の RCA ピンジャックですね。(つなげる端子はどこに…)

 八方ふさがりに見えたそのとき、LG から PC モニターの新製品が発売されました。HDMI(1.4)x2 の他に、コンポジット、コンポーネント、USB 2.0 の入力端子が備わっています。サイズは 27 インチと 31.5 インチの2種類。5W+5W のスピーカー内蔵で、音質もまずまずだとか。罪なことをしますねぇ。(うっかりポチりそう)
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