2019/09/24(火)使い勝手が違う NVR の表示画面

 掌サイズの 8ch ミニ NVR は他の機種とソフトウェアのつくりが全く異なります。多言語対応ですが「日本語(Japanese)」が見当たらないので「English」にしています。画面表示は 1/4/8/9 です。4分割画面がⅠとⅡに分かれていて8台すべて見られるのは親切です。8分割画面は大きな画像と7個の小さな画像で構成される 7+1 画面です。9分割画面は 8ch だから最後の1マスが真っ黒で映像なしですが、これは仕方ないですね。

分割画面の凡例

 これが 16ch NVR だと9分割画面に9台分の映像が表示されます。これはなかなか便利な機能です。7+1 の8画面もいいけど、9台分の画像を一気に表示するのは 8ch NVR ではできない芸当で、16ch にしてよかったと思える機能です。

 海外サイトを見ていると 16ch 以上の機種で、8画面表示が 7+1 じゃなくて9分割を1マス殺しただけのものがありました。たぶん高画素カメラの場合は 8ch に減るからそれ用でしょう。7+1 もなければ8台しか表示できない9画面もどきでは、使い勝手が悪そうです。

 いまメインで使っている 16ch NVR は、1/4/8/9/16 画面表示です。4画面表示は先頭から4台までで、次の4台を表示する機能はありません。よく使うのは 7+1 の8画面と9画面です。全部表示したいときだけ 16 画面にします。

 これが 32ch だと、25 画面と 32 画面が加わります。その代わり9画面が省略されていました。現時点のカメラ台数だと、均等9画面表示がないのは不便です。音声の外部入出力端子があるのと HDD が2台搭載できる程度の違いで、この NVR に乗り換えるのはちょっと待った!です。

 いま使っている防犯カメラは全て 1080P(200 万画素)です。近頃は 300 万画素(3M)や 500 万画素(5M)のカメラもチラホラ見かけるようになりました。高画素のカメラは単焦点でもデジタルズームで拡大できるゆとりがあります。室内用の魚眼カメラによく使われる方法です。

 これらの高画素カメラを使うならフル HD よりも高精細のモニターでないと利点が生かせません。WQHD(2560x1440) とか WQHD+(3200x1800) より 4K(3840x2160) モニターのほうがコスパ的にもよさそうです。1080P(1920x1080) との整合性もあるしね。(4K モニターは 1080P が等倍で4画面表示できる)

 一応 32 インチの 4K モニターは持ってます。32ch NVR のほうは 4K 出力できるそうだから、つなぐとしたらこちらですね。HDMI とアナログ RGB が対応となっていますが、4K 出力できるのは HDMI だけのはずです。このあたりがちょっと怪しいというか、いいかげんなのが引っ掛かります。テストしようにも 4K カメラは持ってないし…

 32ch といっても 1080P での話です。4K だと 8ch になります。4K は 1080P の4倍だから計算上は帳尻が合います。ところが 5M は 25ch となっています。4M で 16ch なら話はわかりますが、5M で 25ch というのは解せません。おそらく 3M と共用でサイズを落としていると思われます。

32ch NVR の設定画面
 実機の設定画面では、4K は 8ch で諸元どおりですが、5M が 25ch ではなく 32ch となっていました。最大再生パスは2(4K は1)だから整合性がないわけではなさそうですが、なんとなく怪しい機械です。

2019/09/23(月)LAN 内の NVR を減らしてみた

 防犯カメラの IP アドレスを固定化して、安定した運用ができるようになったところで、LAN 内の NVR の台数を減らしてみました。メインの録画用 16ch NVR と台所で観るミニ NVR の2台あれば事足ります。

 減らしたのは変則 PoE の 4ch NVR です。カメラ4台とセットで購入したのですが、PoE の仕様が 15V だったため一蓮托生で使うしかありませんでした。48V PoE スイッチからイーサネットケーブルで電力を送り、カメラの手前で PoE インジェクター(スプリッター)を介して 12V に変換する手もあるにはあります。ただし 4+1ch PoE スイッチ1台のほかに PoE インジェクターが4個も必要です。

 今回利用したのは、PoE の電圧が 15V のスイッチングハブです。ずいぶん前に購入しましたが、4ch NVR と電力使用量がほとんど変わらなかったので実用しませんでした。電源が別売だったことも理由のひとつです。発売元に「電源 90W」というタイトル表示は誤解を招くと指摘したら、すぐに「注意 : 90W AP 電源は別売」と追加訂正してきたのは立派です。本体が千数百円の激安品だからホントは文句を言っちゃいけないけどね。(たぶん電源のほうが高い?)
8ch PoE スイッチングハブ
 英語と中国語の説明書を見ると、電源は DC 5-60V となっています。DC 48V にすれば普通の PoE スイッチになるってこと? 今回つなぐカメラは 15V の変則 PoE だから、電圧可変の AC アダプターを DC 15V に設定して使いましたが、謎の多い PoE スイッチです。ちなみに 1000Mbps には非対応です。

 4ch NVR を減らしたことで、メインの 16ch NVR から「LAN 内に複数の NVR があり、この構成を停止するかどうか」という警告が出なくなりました。ミニ NVR は干渉していないみたいです。同じくミニ NVR は警告も出ず、従来通り何事もなかったように正常に動いています。(これでしばらく平和な日々が…)

 外した 15V PoE の 4ch NVR は、当面は出番がなさそうです。LAN 上のカメラはどれでも4台まで選んで表示できるはずなのに、思ったように指定できず動きがちょっと不安定になっていました。単独で使えば復帰するかもしれませんが、使いみちがないので一旦お蔵入りです。(ご苦労さんだったね)

2019/09/22(日)LAN 内に複数の NVR はダメ?

 ルーターの DHCP で割り振る IP アドレスをカメラごとに指定して、勝手に変わらないようにしました。したはずなのですが… 新しく購入した 32ch NVR をつないだ途端に IP アドレスに乱れが出ました。何をやっても(やらなくても)エラー警告が出まくりです。

NVRの警告

 よくわからない日本語訳ですが、またどこぞのカメラが反乱を起こしたようです。レンズ交換でテスト中のカメラも含めて 10 台以上つないであります。どのカメラの IP アドレスが競合しているのか調べます。

 水平線魚眼カメラの WiFi 側が 32ch NVR と競合していました。RJ45 接続と WiFi 接続ができるカメラです。有線接続にして IP アドレスをそちらに変更しました。それでもまだ警告が出ます。ほかにも問題児がいるみたいです。

 いままでノーマークだった変則 15V 仕様 PoE カメラの1台が怪しいと判明しました。そういえば、前からたまに息をする(画像が消えては復帰する)ことがありました。カメラ側の IP 設定が固定されていないようです。

 IE ブラウザから設定画面を開き IP アドレスを固定しました。ほかの項目をチェックしていると、夜間モードで「カラー」が選べます。赤外線 LED は消せないけど、車のヘッドライトが当たるたびに昼間モードに切り替わるのを防げそうです。試しに変更してみることにしました。

 玄関灯や防犯灯で照らされている部分だけがカラーで映っています。赤外線 LED は遠景にはまったく影響しません。カメラの直前にきたものは紫色に映ります。常夜灯やセンサーライトが設置してある場所は、カラーモードのほうがよさそうです。(怪我の功名?)

 同じ LAN 内に複数の NVR があるのはよろしくないようです。いままではメインの 16ch NVR の他に、変則 PoE の 4ch NVR と 8ch ミニ NVR が同居していました。「LAN 内に複数の NVR があり、この構成を停止するかどうか」という警告は出ますが、OK してそのまま稼働していました。

 4K 対応とやらの 32ch NVR は、IP アドレスを自分が仕切ろうとする傾向が強いみたいで、ルーターの DHCP で固定したはずの IP アドレスが勝手に書き換えられてしまいます。いま使っている 16ch NVR と同居させるのはトラブルの元です。テストは別の LAN 環境でやることにしました。
OK キャンセル 確認 その他