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2019年12月02日の記事

2019/12/02(月)LEDライトをスマホで制御する

 裏庭の照明に LED 投光器を取り付けました。AC100V 仕様で 10W です。常夜灯にするにはかなり明るいですね。防犯カメラはもっと少ない光でもカラーで映ります。電気代の問題もあるし、光量ダウンのため電圧を落としてみました。

 普及型の小型の変圧器は、実際に電圧を下げているわけではありません。交流のサイン波をカットして、疑似的に電圧が下がったように見せているだけです。サイリスタ調光とか PWM 調光とかいうやつです。手元の変圧器をテスターで測ってみると、ボリュームを回しても電圧は 100V のままでした。

 ある程度までサイン波をカットして間引きすると、下側をすべてカットして上だけで調節する製品もあります。一口に PWM 調光といっても製品によって特性はまちまちです。オシロスコープがあれば、自分の目で確認できますが、私は持ってないので場当たり的にテストするしかありません。

 LED ライトは、定格電圧でないと正常に点灯しない場合が多いようです。元々が直流低電圧で点くパーツなので、AC100V 仕様だと器具の内部で DC に変換しています。それに LED の特性が絡んで、変圧器との組み合わせによって様々な症状が出ます。

 同じ製品でもロッドが違うと、まったく異なる反応をすることがあります。いま設置してある 10W 投光器は電圧を下げていくと、1台は点滅を始め、もう1台は極端に光量が落ちます。両方の症状が出ないところまでしか下げられないので、常夜灯としてはかなり明るい状態です。

 そんな悩みを解決してくれそうなのが、スマホのアプリで光量をコントロールできる投光器です。スマートスピーカーと連動して明るさや色彩を変えられる電球がありますが、それの野外版みたいなもんです。実際の用途は、野外パーティーなどでのムード照明みたいです。

 テスト的に購入したのは、Bluetooth を使ってスマホのアプリで制御する投光器です。この手の製品のほとんどはリモコン式ですが、電球色が選べないのでアプリ方式のを選びました。事前にアプリをチェックした感じでは、うまくいきそうだったのですが…

 実際に投光器とペアリングすると、それまで表示されていた色温度調節の画面が出ずに、昼白色の光量調節の画面に変わります。3000K の電球色は選べませんでした。仕方がないので、RGB カラー画面から電球色に近い中間色を作りました。これが微妙で大変だわ。でもリモコン式は単純に RGB の固定色と白色だけです。調節できるだけまだましかも。

 明るさは 5-100% の範囲で変えられます。5% にしてもフリッカーは出ませんでした。フルパワーの 30W はオーバースペックですが、光量が絞れるので十分実用できます。ワットモニターで測ったら、5% で 1.5W、10% で 1.8W、20% で 2.5W でした。20% でも結構明るいですね。

 防水性は IP66 とか謳ってますが、バラシてみた感じではパッキンなどなく怪しそうです。隙間をパテ埋めしてから取り付けることにしました。野外パーティーの時はフルパワーでいきますか。音楽に合わせて色彩が目まぐるしく変わるモードもあるし…(それこそ近所迷惑だわ)
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