2022/09/26(月)フリー SIM の構成を検討する_4

 モバイル機器3台に SIM スロットが6つ。現在は SIM を4枚入れています。構成を機器別に整理してみると・・・

①【ミニスマホ jelly 2】日本通信の音声通話 SIM。基本容量 1GB。月額 290 円。
 携帯電話として使用。これで十分です。「保険」で基本料金ゼロ円の povo 2.0 を追加。

②【スマホ ZenFone 4 Max】mineo D プラン。3GB データ+SMS、パケ放題+で月額 1,507 円。
 主にテザリング用。家の固定回線をやめたので PC と USB ケーブルでつながっている。ひと月のパケット消費量は 15~18GB だが、パケ放題とカウントなしの「夜間フリー」で十分間に合っている。

③【タブレット T60】とりあえず ZenFone に予備で入れていた povo 2.0 を流用。基本料金 0 円。
 紹介者特典でもらった 3GB でテスト中。通話と SMS はできないがデータ通信は可能。カーナビに適したトッピングのメニューがないので、今後どうするかが課題。

 ①と②は現状のままでいいと思います。問題は③のタブレットです。パケットの消費はカーナビ使用を想定しているので、ひと月 1GB も要らないはずです。スマホのテザリングを使えば SIM なしでいけますが、ZenFone を一緒に持ち出したくない心境です。

 では jelly 2 でテザリングしたらどうでしょうか? 電話だから常時携帯してるし、基本容量の 1GB は mineo の「ゆずるね。宣言」の関係で平日のランチタイムに使うだけです。

 もうひとつ代案があります。mineo の S プランでソフトバンク回線を追加するやり方です。ドコモと KDDI が同時に通信障害を起こす確率は低いから、音声通話のないデータ SIM でいいでしょう。回線を変えるのは、電波状況と通信速度の問題です。最低の 1GB でも月 880 円かかりますが……

 mineo 同士ならパケットの融通が可能です。使いきれなかったパケットは翌月まで繰り越しできるから、無駄がありません。ダンジョンの裏技を使えば、どれだけでも延命できます。

 それともうひとつ理由があって、タブレットの 3G バンドはソフトバンクしか対応していない点です。au は終了、ドコモは FOMA(B1) が終わって FOMA+(B6) だけです。

 T60 の対応バンドは B1/B2/B5/B8 で、ソフトバンクは B1/B8 の2つに対応しています。終了予定は 24 年1月下旬だから、あと1年4か月しか使えないけどね。(3G にあまり拘らないほうが…)

 毎度のことながら、あーでもないこーでもないとやってるうちが花なんだわね。

2022/09/25(日)フリー SIM の構成を検討する_3

 前回の対応バンドの話の続きです。モバイル機器3台にフリー SIM が全部で4枚、契約先は3社です。締め日も課金の仕組みもバラバラです。

 ひと月あたりの維持費は mineo D プラン(3GB+SMS) のデータ SIM がパケ放題込みで 1,507 円、日本通信「合理的 290 プラン」(1GB) の通話 SIM が 290 円。合計で 1,797 円です。

 これにユニバーサルサービス料と、こちらから発信した通話・SMS の料金が加算されます。なにもしなければ月々約1,800 円で維持できる勘定です。安くなりましたね。(povo 2.0 の2回線はゼロ円)

 テザリングは mineo のデータ SIM だけでも維持できます。1.5Kbps のパケ放題と「夜間フリー」を利用して、パケットの消費ゼロの環境で半年間しのいだ実績があります。(耐乏生活だぁ)

 ケータイ電話は日本通信が通話料半額と割安です。こちらからかける機会は少ないですが、ドコモの通話品質で使えます。povo 2.0 の KDDI 回線を使うことはまずないでしょう。

 こうしてみると基本料金がゼロ円の povo 2.0 の出番がなさそうな気配です。タブレットの主な使用目的はカーナビですが、そのたびにトッピングしてたのでは高いものにつきます。

 スマホのテザリングを利用して WiFi で通信すればトッピングは不要です。そうすると、電話も SMS もできない SIM をただ入れてるだけになってしまいます。いくらゼロ円でもこれではちょっとね。

 ケータイ代わりの jelly 2 に入れてる povo 2.0 は、最初から「保険」のつもりです。ドコモが通信障害でダメになっても KDDI 回線で通話できます。非常時だから通話料が倍でも仕方ありません。

 日本通信が提供している b-mobile に基本料金 209 円のプラン(190 PAD sim)があります。ドコモかソフトバンクの回線を使います。ただし通話機能のないデータ SIM で、しかも基本のパケットが 100MB しかありません。

 100MB を超えると次は 1GB までで 528 円となります。これなら日本通信の「合理的 290 プラン」のほうが 1GB までは 290 円だからうんと割安です。しかも通話と SMS ができます。

 タブレットをカーナビ代わりにしてる人は結構いるはずです。パケットの消費量は月 1GB もいかないと思います。昔あったソネットの 0 SIM は 500MB まではゼロ円でした。終了したときに「カーナビに使ってたのに残念」という書き込みがありましたっけ。

 そういう人たちは楽天に流れたようですが、予想したとおりそれも終わりました。povo 2.0 のゼロ円がいつまで続くかわかりませんが、いまのオプション内容では使う機会が少ないのが残念です。

 いまのところタブレットは、2回線目の紹介特典と期間限定の 1GB オプションで使用中です。このパケットが尽きたら、そのあとどうしましょうかね。

2022/09/24(土)フリー SIM の構成を検討する_2

 格安のフリー SIM をどれにするか検討するときは、月々の基本料金やパケットの追加料金、オプションの内容などが中心になります。

 ほとんどがドコモ・ソフトバンク・au(KDDI) の3大キャリアの回線を借りて運用しています。ここでチェックしておきたいのは、使いたい機種がどのキャリアに対応しているか?です。

 通信の規格には 3G/4G/5G があります。5G はこれからの規格で普及はまだまだです。3G は停止が迫っていて、au は今年3月に終了しました。ソフトバンクは 24 年春、ドコモも 27 年には終わる予定です。(ドコモの FOMA は1月に終了、現行は FOMA+のみ)

 現時点で実用性があるのは 4G(LTE) です。海外メーカーでも日本向けの機種は対応していますが、キャリアから提供されている機種は、他社の回線に対応していないものがあるので要注意です。

 4G(LTE) は FDD-LTE と表示されることが多いです。国内で使われている主なバンドは、ドコモが B1/B3/B19/B28、ソフトバンクが B1/B3/B8/B28、au が B1/B18/B26 です。

 B1 に対応していればキャリアがどこでも使えそうですが、実際には地域や環境によってつながらない場合があります。とくにローカル地域、建物の中や地下街などは、プラチナバンドと呼ばれる周波数の低いバンドに対応していないと通信が安定しません。

 この辺りはあまり話題にされないので、気にしない人が多いみたいですが、機種選定やキャリアの選択には大事な要素です。

 スマホにはあまり詳しくないけど、購入時には対応バンドが多い機種を選ぶようにしています。将来的にどのキャリアの回線に替えるかわからないからです。

 最初に買った ZenFone 4 Max も対応バンドが広い機種でした。B1/B3/B8/B18/B19/B26/B28 に対応しています。ガラケーから乗り換えた jelly 2 も同様です。なんでも来い!です。

 先月購入したタブレットは、B1/B3/B8/B18/B19/B26/B28 が使えます。中国製にしては珍しく、日本向けの仕様になっています。それでも au はデータ通信のみで、通話(電話)と SMS はダメでした。VoLTE に対応してないからでしょう。

 バンド数だけでは判断できないのがこの問題の難しいところです。タブレットで電話するこはないからいいけど、これがスマホだったら終わってます。

 モバイル機器が3台にフリー SIM が3社で4枚。通話はできないけど SMS 付のデータ SIM もあれば、機種依存でデータ通信しかできない通話 SIM もあります。

 もう頭の中がこんがらがって、収拾がつかない状態です。どういう構成にするのがいいか、ひとつひとつ理詰めでいくしかないでしょうね。
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