2018/08/28(火)マザボの USB 接続で落とし穴に

 新しいデスクトップ機に Windows10 を移し替える作業は、思っていたよりもスンナリといきました。パーツがなに一つ同じではないので心配していたのに拍子抜けです。その代わり、USB の設定がうまくいかず、少し頭を悩ませることになりました。

 マザボから直接出ているバックパネルの USB 3.0(3.1 Gen 1) は、4つとも正常に動きますが、ケース上面の端子2つが挙動不審です。マウスの動きがもっさりしてるのと、Blu-ray ドライブを繋ぐと認識されないとの警告が出ます。デバイスマネージャーをチェックしてもエラーは出てないし、ドライバーの更新をかけても改善されません。(困ったな)

 ケース上面の端子にマウスを挿したまま起動させたら、OS どころか BIOS 画面まで立ち上がらなくなりました。DEL を押してもダメ、ファンクションキーや他のキーを押しても前に進みません。BIOS が立ち上がる以前の問題ということは、こりゃきっとハード的なトラブルだわ。

 電源を落としてから AC コードを抜き、マザボの USB 端子に接続したケーブルを外します。ケースから出ているケーブルは USB 3.0 と USB 2.0 が二股になっています。2本とも外しました。あれぇ2本?… つなぐのは1本だけじゃないの?… 原因はこれでした。

 ケースにマザボを取り付けるときに、電源部やケースから出ているケーブルを何本かつなぎます。そのときうっかり USB ケーブルを2本ともつないでしまいました。マザボの USB 端子と二股に分岐した USB ケーブルが、ちょうどピッタリ挿せる並びだったのが落とし穴でした。何も考えずに流れ作業的にやったツケが回ってきた感じです。(バカな私)

 マザボによっては、外部 USB の端子が 3.0(3.1) と 2.0 のうち片方しかないものもあります。ケースの USB ケーブルが両方に対応できるよう二股になっているのは、親切な設計だと思います。ケースの説明書(というか図面)には、片方だけ挿し込むという注釈は見当たりませんが、自作するなら知ってて当然、ということでしょう。

 もちろん USB 3.0 のほうを接続しました。これで背面の4つと上面の2つの計6個が USB 3.0 で使えます。あと背面に USB Type-C がひとつ。拡張性がないケースですが、マザボの外部 USB 2.0 端子が空いているので、ケースを加工すればあと2つ増設可能です。天板の USB 端子はケーブルが上向きで使いづらいから、フロントに出しますか。ケースの外に出してもいいしね。

2018/08/27(月)使っていない Windows7 を利用

 新しくデスクトップ機を自作しました。前の PC の Windows10 Pro を新しいほうに移植したので、前の PC の OS はもう使えなくなりました。作動するでしょうが、ライセンス認証がされないので使い続けると不都合が生じます。

 前のデスクトップ機は、普段使っているノート PC にトラブルがあったときの非常用で、アップデートのために月に1~2回立ち上げるだけでした。大事なデータはありません。例によって無償版の Ubuntu でも入れておこうかと考えていましたが、ふと別のアイデアを思いつきました。

 パソコンのスペックを見ると、拡張メモリは DDR3 で 4GB となっています。いまさら DDR3 のメモリを追加購入する気はないから、次に組み直すまでこのままです。だったら今はもう使っていない Windowa7 Home 32bit 版でもいいのでは?と考えました。古いノートの XP をアップグレードするために購入した DSP 版です。32bit 版はメモリの最大容量が 4GB までです。

 Windows7 のインストールツールは Microsoft のサイトからダウンロードできます。今回は空の DVD-R メディアがどこに仕舞ったのやら見当たらなかったので、元本の DVD からインストールしました。HDD 内の Windows10 Pro はもう使えないから、そのままにしておいてクリーンインストールです。懐かしい画面が現れて、インストールそのものは 30 分ほどで済みます。ただし、そのあとのアップデートにしっかり時間が掛かります。(アップデートのファイル数は 123 個でした)

 この 32bit 版の Win7 Home は、最初は古いノートの XP をアップグレードするのに使い、次は家内の旧ノートがハングしたとき復活させるのに使い、今度が3回目の利用になります。それでも前の PC は既に使用を停止しているので、ライセンスの認証はすんなり済みました。

 Windows7 の延長サポートは 2020 年1月で終了となります。あと1年4ヵ月ちょっと。サポートが終了しても PC が動かなくなるわけじゃないし、予備機の延命策としてはよい選択だと思います。個人的には、おそらく ATX 規格のミドルタワーケースで組み直すことはもうないだろうと踏んでいます。これが最後のご奉公になるかも?

 新しく組んだ Mini-ITX のほうは CPU が INTEL の Coffee Lake-S だから、前世代とは互換性はありません。LGA1151 ソケットは形状は同じでも対応するチップセットが前世代とは違います。次世代の Core i 9000 番代は、まだ詳細が不明ですが、仮にソケットは同じでも電気的なピン配列が違えば互換性がないことになります。今回組んだ PC はたぶん1台限りの「一代限り」でしょうね。

2018/08/26(日)新しい PC に Windows10 を移す

 久々にデスクトップ PC を組立てました。Mini-ITX だから拡張性はありませんが、最低限必要なパーツは ATX と同じです。小さなマザボに小さなケース… やりづらくて組むのが大変でした。机上である程度組み込んでおいてからケースにねじ止めしたほうがよさそうです。

 CPU は INTEL の8世代目(Coffee Lake-S)です。この CPU は Windows10 より前の 8.1 や 7 は使えません。新規に購入するしかないと思っていましたが、ひとつアイデアが浮かびました。いま使っているデスクトップ機の Windows10 Pro 64bit を移植できないか?ということです。移植といっても新規インストールして、そちらにライセンスを移行する形になります。

 いま使っているデスクトップ機は、元々 DSP 版の Windows7 Pro 64bit からWindows10 にアップグレードしたものです。しかも新しい Mini-ITX のデスクトップ機は、すべて新しいパーツで組み上げます。何一つ共通するパーツがないのに、そんなことができるんでしょうか?

 結論から言うと、できます。まず現行のデスクトップ機で Microsoft アカウントを作っておきます。そして新しい PC にも同じアカウントを使います。ライセンス認証が通るまでは、前のコンピュータ名のままにしておきます。要するに同じアカウントの人間がパソコンを更新しましたよ… という体裁をとるわけです。

 Windows7 のディスクからインストールはできません。できたところで Windows10 へのアップグレードは有償となります。Windows10 のインストールツールは Microsoft のサイトからダウンロードできます。DVD-R か USB メモリに保存します。今回は DVD プレーヤーがない PC だったので、USB メモリを使いました。BIOS でブートドライブを USB にしておきます。

 無償アップグレードした元の PC には、デジタルライセンスが割り振られています。インストールツールは、この PC で作ったほうが無難です。ほかの PC (例えばエディションが違う PC)でダウンロードすると、ライセンスの入力を求められます。移行する前の PC からだと、そういう問題はありません。

 DSP 版はパーツとセットで売られています。移行に際してはそのパーツを使うのが原則ですが、Microsoft はパーツの品種までは認知していません。使い道のないパーツ(古いメモリなど)と抱き合わせにしている業者がいるのはそのためです。パーツは PC に接続されてなくても構わないので、原則を気にするならケースに貼り付けておけばいいでしょう。(ウチの場合は部屋全体が PC ケースなんだわね)

 最終的には大元の Windows7 Pro のケースに貼ってあるライセンスコードの入力を求められます。デジタルライセンスをこちらに変更していない場合は、OS の DVD ケースを手元に置いて作業します。間違いなく手順さえ踏めば、全く新しい PC でもスンナリ認証が受けられます。もちろん前の PC はそのままでは使えなくなります。ライセンスは1台だけです。

 では前のデスクトップ機はどうするか?というと、それは次回で…
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