2019/02/28(木)不動産屋にも得手不得手がある

 見積依頼した不動産屋3社のうち、こちらの要望通りにまず郵便で資料を送ってきたところは地場の企業です。かなり分厚い資料でした。反面、見積金額はかなり低めです。買取価格じゃなくて見積なんだからもうちょっと高くてもバチは当たらないのでは?

 パンフレットを見ると、どうやら不動産売買のほかにリフォームもやっている企業のようです。最近はリフォームショップも何店か展開しています。中古住宅を購入した人の 90% がリフォームをしているとか。うまいところに目をつけましたね。

 中古住宅や中古マンションを売って、同時にリフォームも請け負うのが、この会社の必勝パターンです。ということは、中古物件は安く抑えて、その分リフォームに予算を回させたほうが会社としては儲かるわけです。不動産の仲介手数料は「片手」でせいぜい 3% 程度だからね。

 道理で見積金額が低いはずだわ。こちらの希望価格よりも2割以上安めでした。ちょっと欲目かもしれませんが、打ち出し価格が8掛け以下はないと思いますよ。ま、最低でもこのくらいにはなりそうだという目安にはなりましたが…

 うーむ、不動産屋といってもいろいろありそうですね。一括見積サイトで3軒だけ指定したときに、もっと依頼先を増やしたほうがいいと警告していたのがうなづけます。イケイケどんどんでやたらと高めに誘導するところと、我田引水で不動産部分の価格を安く抑えようとするところと、とりあえず二つの傾向があることがわかりました。

 不動産の一括見積サイトに依頼したとたんに電話やメールで大攻勢のところもあれば、何日待ってもなしのつぶてのところもあります。3社のうち1社だけ見積がこなかったので、その会社にメールで問い合わせてみました。

 自社で取り扱えない物件だったのでメールを入れたがエラーで戻ってきて問い合わせがあるまで気づかなかった、と返事がきました。担当者によれば、自分がメールアドレスを打ち間違えたんだとか。電話で謝りたいが、不動産屋からの電話は迷惑そうなのでもし迷惑でなければかける、と言います。

 アホッ! 見積がまだだと請求があったから仕方なく返事をよこしたのが見え見えです。自宅の郵便受けに時々この会社のチラシが入ってるけど、この家を売るときにはこんな会社は絶対利用しないぞ!と固く決意。(いまのところ売る気はないけどね)

 一括見積サイトは、何か所か利用するのが一般的だそうです。見積サイトにも得手不得手があるからだとか。3か所×3軒くらいがちょうどよいかもしれませんね。

2019/02/27(水)不動産屋からのメールが開けない

 とくに売り急いでいるわけではないけど、家内から私へ名義変更した旧住居の見積りを不動産屋に依頼してみました。各社個別に頼む手もありますが、手始めに一括見積サイトを利用することにしました。不動産屋の選択はサイト側にお任せのところもあるようです。今回利用したのはこちらで不動産屋を何社か指定するサイトでした。

 とりあえず3社ほどチョイスしてみました。ほかにも何社か依頼したほうがよい、とのメッセージが表示されましたが、あちこちから営業の電話やメールが殺到しても困ります。まずは3社でスタートです。見積連絡の方法は「郵送」を希望しておきました。

 ブラウザを閉じると、デスクトップに見慣れないアイコンが張り付いています。見積りを依頼した不動産屋へのリンクアイコンのようです。1社だけのところをみると、オプションサービスで登録社から別料金を取ってるのかもしれません。怪しげなサイトがよくやる手口みたいで、なんか感じ悪いの。(もろんポイだわ)

 すぐに電話があり、訪問して詳しく聞きたいので都合の良い日時を知らせてほしいと言います。いきなり営業に来られても困るので、「用事があるときはこちらから出向きます」と冷たく答えておきました。出鼻をくじかれて意気消沈したのか「ハア、そうですか…」と引き下がりました。とりあえず撃退成功です。

 すると今度は夜中にメールです。ところが添付ファイルが開けません。winmail.dat というファイル名になっています。調べてみると、送り手が Outlook でリッチテキスト形式だと、他社のメーラーでは正常に受信できず winmail.dat に化けてしまうことがあるそうです。.dat ファイルの中にはいくつかの添付ファイルがまとまっているみたいです。でも全く開くことができません。

 Gmail や yahoo! メールに転送すれば開けるとの情報がありますが、ウチの場合はうまくいきませんでした。ネットでググると、フリーソフトのほかに変換ツールを使って開くことができるそうです。ダウンロードフォルダに展開してみると、PDF ファイルが 10 個詰まってました。ここ5年間の売買実績です。同じものを郵送したというから、届くのを待てばいいんだけどね。

 翌日、郵便受けにゆうパケットが入ってました。高めに売り出しておいてそこから交渉で減額するという提案です。こんな値段でホントに売れるの?と疑うくらい高値もいいところでした。その日の夕方に電話で、どないですか?の聞き合わせ。ほかの不動産屋からの見積が届いてないのでじっくり検討してからだと返事しておきました。

 一所懸命で積極姿勢もいいけど、不動産売買ってそんなに焦ってするもんじゃないから、あんまりせかされてもね。不動産屋によって得手不得手があるし、見積金額にも開きがありそうです。各社の提案が出揃ってから検討するのが得策です。金額は違うけど車の売却とどこか似てる気がします。

2019/02/18(月)管理会社に任せたはずの不動産が

 いまの住まいに引っ越す前に住んでた家は、公団の分譲マンションで、家内が親から相続で受け継いだものです。同じ団地内に2軒あったのを処分せずに家内が賃借人に貸していました。そのうち1軒は2~3年前に空家になったあとそのままです。とりあえず2軒とも私が相続しました。自分たちが育った家ですが、子供たちは住みもしない不動産には興味がないみたいです。

 家内は不動産管理会社と契約していました。法務局での名義変更が済んだので管理会社に問い合わせてみると、空家になっているほうの物件は知らないと言います。鍵も手元にないそうです。こちらも鍵は持ってないからそれでは困ると文句を言うと、新しい鍵を用意するとの返事でした。前の担当者が会社を辞めたときに引継ぎがなかったみたいで、うやむやになっていたようです。(いいかげんなの)

 ちょうど団地の管理組合から連絡があり、賃借人から直接連絡を取りたいと頼まれたそうです。賃借人に電話してみたら、シャワーが壊れたので直したいとのことでした。いまの不動産管理会社は以前、唐突に管理手数料を払えと言ってきて信用できないので頼みたくないと言います。管理手数料はこちらで払っているのに、賃借人からも取ろうというのは解せません。

 管理会社に問いただしてみました。責任者が言うには、自分は知らないが昔そんな話があったかもしれない、との返事でした。いずれにしても賃借人から信用されてない会社に管理を任せても無意味です。家内が結んでいた契約は解除することにしました。

 このとき問題になるのが賃借人から支払われた家賃です。不動産管理会社が間に入って徴収し、家内の口座に振込んでいました。家内の口座が凍結されたあとは、管理会社に預託した形です。前からの契約を名義変更して引継げば、私の口座に振り込まれるのですが…

 話し合いの結果、一旦名義変更しておいてあとで契約を解除することで和解しました。管理会社にとっては、空家の管理放置はかなりマズイ状態だったみたいです。募集してなければ埋まらないからね。不動産業界では、なんちゃら 21 みたいな不祥事が続いています。紛争になる事態はなるべく避けたい意向なんでしょうね。

 相続の場合、分割協議が成立するまでの家賃は相続人全員の共有財産とする判決が最高裁で確定しています。不動産収入には基礎控除がないので、何もしないと相続人全員が確定申告して税金を納める義務を負うハメになるかもしれません。今回は遺産分割協議書に、不動産の相続人が「果実」(家賃)も取得する、との一文を明記しておきました。不動産収入のある相続では必須です。

 個人的には、不動産収入などの不労所得は自分の生き方にふさわしくないと思います。住むところ以外の不動産は無用です。売れるものなら売却して、子供たちに生前贈与で分配したほうがよいと考えています。もちろん売れたらの話だけどね。
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