2020/03/30(月)不良カメラのモジュールを交換_5

 新型コロナウイルスの影響か、中国からの荷物がパッタリ止まったままの状態です。すでに到着予定日を過ぎた商品もいくつか出てきました。事情がわかっているから請求はしないようにしていますが、いったいいつになったら来るんでしょうね。

 注文しておいた PoE モジュールが届いたら、不良カメラの修理をする予定です。PoE モジュールは数百円のことだから、カメラモジュールを交換するついでに、電源を PoE 化する計画です。(早く来ないかなぁ)

 夜間に弱かったドームカメラは、カメラモジュールの端子が変則仕様でした。PoE モジュールは一般的な結線のようですが、カメラモジュールの端子が近頃のものと方式が違います。普通は DC12V は赤線のはずなのに黒線が使われてたり、端子の左右が逆だったりと、テスター片手に逐一チェックしないとハマリます。

変則仕様の結線方式のカメラモジュール
[ドームカメラのカメラモジュールと PoE モジュール]

 8ピンの接続ケーブルがストレートではなく組替えの専用仕様となるので、カメラと PoE のモジュールをセットでごっそり入れ替えることにしました。バラシてしまうと後で収拾がつかなくなる可能性があります。既製品のカメラはこういうケースが多いので、臨機応変に対処していくしかありません。

 新規に購入するモジュールは、接続端子の仕様が明示されています。されていないモジュールには手を出さないようにしています。でも既存のカメラから外したモジュールは、仕様がはっきりしていないのが普通です。基盤に記載がない場合は、雲をつかむことになります。バラスときはくれぐれも慎重にしないとね。

2020/03/27(金)不良カメラのモジュールを交換_4

 防犯カメラのフルカラー化を進めています。最近の防犯カメラは夜間の描写性能が向上して、数ワットの明かりがあれば、カメラ内蔵の赤外線 LED を利用したモノクロ画像ではなくカラー画像での描写が可能です。

 カメラの CMOS によって映り方が異なります。ほんの少しの照明で鮮明に映るカメラもあれば、相当強い光を当てないと暗いままのカメラもあります。最近はやりのスターライトカメラなら、いま外構に設置してある照明で昼間のように鮮明に映ります。

 道路側に設置したドームカメラは、CMOS のサイズが小さく映る範囲が狭かったので、別のカメラにすげ替えました。代わりに設置した場所は照明が少ないせいか、かなり暗い描写になります。照明のパワーを上げたり、ライトの数を増やしたりするのは不経済です。そこで低照度に強いモジュールに交換することにしました。

 AliExpress で注文してあったカメラモジュールが届きました。低照度に強い CMOS を使っていて、基盤と LAN ケーブルのセットで千円程度でした。レンズユニットが無い状態ですが、手元にいくつか余っているからそれを流用するつもりです。

カメラモジュールと LAN ケーブルのセット

 今回入手した LAN ケーブルユニットは ANSI 規格でした。1-2番が約束通りの橙系ケーブルです。8ピンのコネクターに7本が結線されていました。AC12V を給電すれば、このままカメラモジュールを起動できます。早速 NVR に接続してみました。

 IP アドレスは認識しますが画像が表示されません。赤い×印とPの字が表示されているところをみると、カメラの初期設定は PAL になっているようです。IE ブラウザからカメラにアクセスして、PAL から NTSC に変更します。PC のモニターと NVR のモニターに画像が表示されました。(めでたし、めでたし)

 AliExpress は、商品が到着したら報告しないといけないルールになってます。到着を確認してから出品者に代金が支払われる仕組みになっているからです。不都合があればクレームは3日以内にする決まりです。不良かどうか、すぐに確認しないといけません。

 モジュールに合ったケーブルをセットで注文できるのは AliExpress の特長です。音声端子付きや PoE タイプなども選べます。Banggood はケーブルなしで本体のみしかありませんでした。ほかを探しても LAN ケーブルユニットが見当たらないのはいかにも不便です。

 先に届いた Banggood のカメラモジュールもこのケーブルを使って作動確認をしました。やはり初期設定は PAL になっていました。早速 NTSC に変更です。PoE モジュールが届いたら連結して不良品のカメラモジュールと交換する予定です。

2020/03/25(水)不良カメラのモジュールを交換_3

 AliExpress に注文してあったパーツのうち、LAN ケーブルのセットが届きました。注文してから2週間後に「ご注文の商品はあなたの国に届いています!」というメールがありました。日本で通関すれば1~2日で届きます(郵便だから日曜祝日を除く)。

 LAN ケーブルセットにも種類があって、差込口やケーブル芯数が異なります。今回はコネクター(ターミナル)に結線されていないタイプを選びました。空のターミナルは2個ずつ入っていてほかにも流用できそうです。

LAN ケーブルユニット

 どのケーブルが元の端子の何番からきているのか、説明書らしきものはありませんでした。ケーブルの色を一般的な結線方式を参考に割り振るとハマリます。日本で常識的に使われている RJ45 の結線方式は ANSI というアメリカの規格です。ここで念頭に置いておかないといけないのは、IP カメラの大半は中国で作られていることです。

 普通1・2番に使われるオレンジ系がなくて、4・5番に使われるブルー系が1・2番に充てられいるようです。紫は LAN の LED 用、赤は DC12V、黒は GND でしょう。IP カメラの通信速度は最大で 100Mbps だから1・2・3・6番の4本あれば通信できます。

 中国のネット環境に Google や amazon がないように、大半が中国製の IP カメラ周りのパーツは米国とは関係のない中華仕様です。カメラモジュールに使われているコネクターは 1/10inch(2.54mm) の半分 (1.27mm) ではなく 1.25mm です。日本の秋葉系通販で探しても見つけるのは難しいかもしれません。

 モジュール同士をつなぐ M2 規格のスペーサーも中国の通販サイトで注文しておきました。こういうキワモノはやはり AliExpress が強いみたいです。六角棒のほかに、既製品の防犯カメラによく使われている丸棒タイプもあります。



 10 種類で 120 個入りが送料込み 417 円でした。(恐るべし中華サイト)
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