2017/02/18(土)フラッシュメーターを自分で修理

 長いこと機材を使わないでいると、いざ使う段になって思わぬトラブルに見舞われることがあります。先日のレンズのカビがよい例です。ちょっと前にはフラッシュメーターの電池の液漏れがありました。今回のカビ騒ぎで機材を総点検したため、修理せずにいたのが発覚です。

 ちょっと前と言いながらもう一年くらいになりますかね。デジタル時代になって、いかにメーターの出番がなくなったかがよくわかります。いずれにしてもアルカリ電池の入れっぱなしはいけませんね。液漏れ保障の電池もあるけど、使う機会を損失した分まで補償してくれるわけではないからです。

 通電したりしなかったりで不安定な状態でしたが、とうとう通電しなくなりました。いますぐ使う用事はないけど、使いたいときに動かないでのは困ります。おそらく液漏れによる接触不良だろうと踏んで、中をチェックしてみました。

 写真の〇印の結線が腐食していました。電池の液漏れだけでなく、長年の経年変化も関係しているようです。ケーブル自体が腐食して金属部分が黒くなっていました。ビニール被覆を外してナイフエッジで削り、接点を回復させます。あとはハンダ付けです。電気少年じゃないから苦手なんだけどね。
フラッシュメーターの内部

 露出計の機種は、ミノルタ・フラッシュメーターⅣ型です。ミノルタ製品は現在ではケンコートキナーが修理を請け負っていますが、受け付けてくれるかどうかが判然としません。発売したのが 2003 年だから、もうダメかもしれませんね。説明書はダウンロードできるみたいですが…

 苦手なハンダづけが功を奏して、今回は無事復活しました。仮に正規ルートで修理を受け付けていたとしても数千円から1万円は掛かるでしょう。ハンダづけの仕上りの良し悪しは別として、やることは一緒です。今後も修理に出すつもりはないから、自己責任だろうが何だろうがお構いなしです。

 「出た目」が違うというなら話は別だけどね。

2017/02/17(金)修理品お預かり書に収入印紙が

 レンズのカビ取りを依頼したタムロンから、「修理品お預かり書」なるものが届きました。ご丁寧なことですね。書類の下の方に 200 円の収入印紙まで貼ってあります。なにもここまでしなくてもいいように思いますが…

 国税庁の「修理品の承り票、引受票等」によれば、第2号文書(請負に関する契約書)に該当する場合は印紙税の対象となるそうです。物品の受領事実のみが記載されている物品受領書や単なる整理券等に該当するものを除いて、課税対象の第2号文書になります。「修理品お預かり書」だから第2号文書ということのようです。

 平成 26 年度から領収書に収入印紙を貼る金額が、それまで3万円以上だったのが5万円以上に変わりました。この2万円の差は微妙な金額で、少額の取引中心の小売店などでは、収入印紙を貼るケースは稀になりました。一回の買い物が5万円以上の業種は限られます。

 今回タムロンに修理を依頼したのは、上限1万円までは修理を進行してもよいという条件つきでした。まさか収入印紙の課税対象になるとは思いもしませんでしたが、この「1万円以下」というのに問題があったようです。国税庁によれば「課税されるものに該当するものであっても記載金額が1万円未満のもの」は「非課税文書」になるそうです。ということは、1万円は課税対象なんですね。

 金額の記載のない修理票に課税されるのは知っていました。カメラ店などで使われていた修理受付表で御用になった話を聞いたことがあります。上限の金額が記載されていないのがその理由でした。ただし非課税となる記載金額がいくらなのかまでは確認しませんでした。当時でも領収書と同じ3万円未満じゃなかったみたいです。

 タムロンには悪いことをしましたね。修理金額の上限を 9,999 円にしておけば「修理品お預かり書」に収入印紙を貼る必要はなかったのかもしれません。細かいことですが、これから修理を依頼するときには、1万円未満の金額を記入するように気をつけたいと思います。元々1万円で収まらないものは仕方がないけどね。

2017/02/16(木)どうだい!こたつの威力は!

 レンズのカビに動転して、家中のカメラバッグと中身のバーツを日光消毒しました。レンズはフロントキャップを外して、直射日光の当たらない日陰で半日光浴です。このところ晴天続きだったから湿度は低めです。乾燥しているうちにやっとかないとね。

 布製のカメラバッグを高温消毒することにしました。50 度以上の高温で、カビの菌は死滅します。電気毛布の「ダニ退治モード」を利用することにしたのですが、毛布にくるんだのでは一向に温度が上がりません。30 度ちょいがいいとこです。説明書を紐解くと…

 八つに折り畳んでビニール袋に入れる…となっていました。これじゃあ、確かにダメだわね。そこで、八つじゃないけど六つに畳んで、カメラバッグの中に押し込みました。その外をビニール袋で覆います。さらに毛布にくるんで様子をみることにしました。気温が低いけど、このままでいいかなぁ。

 やはり 40 度の手前までしかいきません。ふと見ると、近くにコタツがあります。そこでピンッ!とひらめきました。コタツの中で「ダニ退治モード」なら高温間違いなしです。まるごとコタツに押し込みます。しばらくしてバッグに挿し込んでおいた温度計を見ると 52 度です。やったね!(カビの奴め、ざまぁ見ろ)

 50 度以上の高温であれば短時間でいいそうです。電気毛布に直接触れない個所はもう少し低いはずです。45 度以上なら滅菌効果はあるようですが、ある程度の時間は必要でしょう。そこで一晩このまま寝かすことにしました。(カビの奴め、観念しろ)

 手元のカメラバッグは全部で4つあります。毎晩ひとつずつやることにしました。こうしてやっても空気中には菌類の胞子が蔓延しているから、環境が悪くなれば元の木阿弥です。風通しのよいところに置いとかないといけませんね。
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