2025/07/06(日)キューブ型 IP カメラの実用性は?

 スマホと連携した小型の IP カメラは実用できるでしょうか? 試しに2台購入してテストしてみました。仕入れ先は海外 EC サイトのアリエクで、1台あたり千円未満の低価格品です。

 見守りカメラなどの名称で売られているダルマ型 IP カメラのミニチュア版です。サイトの画面ではかなり小さな印象ですが、実物は想像してたより大きいです。車のバックカメラのほうが小さいかもしれません。宣伝でカメラをつまんで持ってる手は「ジャックと豆の木」の巨人の手では?

 無線 LAN 環境で接続する IP カメラと違って、スマホの専用アプリで動く独自仕様のものが大半です。アプリの出来不出来で使い勝手が大きく変わります。使い物にならないアプリだと、カメラはただのゴミです。カメラよりもアプリの評価を事前にチェックしたほうがよさそうです。

 今回ゲットしたのは、いずれも専用アプリで映像が確認できるタイプです。うち1台は、すべてを許可しないと稼働しないアプリだったので実用を諦めました。位置情報くらいなら限定承認してもいいけど、スマホの内部データまでアクセスを許可するのは抵抗があります。

 結論から言うと、小型の IP カメラ(いわゆるスパイカメラ)は LAN 環境で動く IP カメラ網とは別物で、単独で稼働する特殊カメラです。汎用性はないと考えたほうがいいでしょう。

 専用アプリで画像が確認できた1台は、Bluetooth 接続のほかに WiFi 接続も必要です。ちょっと面倒ですね。設定が煩雑なのでたぶん使わないと思います。

 よくある IP カメラ4台と NVR のセットで、車載仕様のものがあるといいんだけどね。電源が DC で、機材のサイズが小ぶりであれば実用できそうですが、あったとしても大型トラック用でしょう。

 AHD 方式のカメラと小型モニターの組み合わせなら互換性が高いので、別々に用意しても映ると思います。サイドカメラを追加するときはこの方法がいいかもしれません。

 車の左右を確認するときは通常、ドアミラーを見ます。すぐそばの車内側に小型モニターを配置すれば視認性が高まります。つまりカメラもモニターも左右に1台ずつ配置するるわけです。

 カメラを車内に設置して側面の窓越しに見るか、車体の外側に設置するか、悩むところです。車内なら防水機能は問わない代わりに視認性が劣ります。車外は視野が確保できる代わりに防水性と設置方法が問われます。車検の問題もあるしね。

2025/06/25(水)車内 LAN をどうするか考える

 Smart Screen を取り付けたことで車内での電子機器の構成が変わりました。カーナビの地図が古いので8インチタブレットのナビアプリと併用していましたが、これからは Smart Screen が8タブの代わりになります。

 Android Auto でスマホとつなげば、スマホのナビアプリが Smart Screen に表示されます。iOS は Apple CarPlay で連携しますが、「超人」先生が iPhone 16 に替えてから全然つながらなくなってしまい、私が譲り受けた次第です。

 カーナビは古いけど一応あるので Smart Screen は普段、後方+左サイドを映すようにしてあります。ミラー型ドラレコのバックカメラと併用して安全視認性が高まりました。

 本当はサイドカメラを付けたかったけど、モニターや配線の問題があって踏み切れずにいます。WiFi で車内 LAN を組んで IP カメラを利用する手もありますが、タイムラグが発生してリアルタイムの映像でない可能性があります。IP カメラは安全性に問題ありですが……

 車の中の狭い空間で、車内にいる間だけであれば、小型の無線ルーターで十分間に合います。試しに、中華ものの WiFi ルーターを買ってテストしてみました。

 アリエクで千円以下でゲットしたのは、4G LTE 機能がついた小型の WiFi ルーターです。"尼損"では千数百円で売ってます。USB-A 端子から給電するタイプで、バッテリーは内臓されていません。USB メモリーを大きくしたみたいな外観です。

 LTE につながる SIM を入れなくても WiFi ルーターとして機能しますが、とりあえず手元にあるフリー SIM でつながるか試してみました。

 Windows パソコンのブラウザで IP アドレスを打ち込んでルーターにアクセスします。メニューの中に APN が設定できるページを見つけてデータを打ち込みました。

 日本通信のドコモ SIM はネットにつながりました。mineo のソフトバンク SIM もつながります。でも KDDI の povo 2.0 はダメでした。一瞬つながったかのように見えましたが、「インターネットなし」の状態です。

 povo の APN は設定項目が簡素です。ほかに手の打ちようはなさそうです。ルーターが対応しているバンド帯域は B1/B3/B5 です。B1 はどのキャリアも共通ですが、B5 にも対応しているソフトバンクがつながりやすいのは中華ものの共通点です。

 車内に設置できる小型の IP カメラがないので、これも手に入れてテストしてみたいと思います。いわゆるスパイカメラみたいなやつです。どのくらいのタイムラグが出るのやら。

2025/06/23(月)Smart Screen のバックカメラ

 とりあえずエブリイバンに取り付けた Smart Screen はドラレコに拡張機能を持たせたもので、スマホと連動させればカーナビにもなるし、動画も見られます。

 元はドラレコだからバックカメラが同梱されています。現在、日本国内で売られている新車にはバックカメラが標準装備されているから、バックカメラがないタイプも売られています。安いのだと1万円以下からあるようですが、「超人」先生からもらったのはバックカメラ付きでした。

 後ろのナンバープレートあたりに取り付けられる防水タイプです。リアウインドウの内側に付ければ雨風に当たらず長持ちします。今回は後部座席前に設置して、リアウインドウから左のサイドウインドウまでをカバーするようにしました。

上が Smat Screen、下はカーナビ
[上が Smat Screen、下はカーナビ]

 夜間の視認性を考慮して暗視タイプに交換しようか検討しましたが、ドラレコのカメラは互換性に乏しいのでやめました。カメラとの接続はミニ4ピン、本体との接続は 2.5mm 4極ジャックと一般的でも、どの端子をどう使うかは機種ごとに異なります。カメラの方式にもよるしね。

 バックカメラに貼られたシールに AHD の文字があるところを見ると、どうやらカメラの方式は AHD のようです。4ピン端子の AHD カメラなら他社のでもいけそうな気がしますが、運試しというかバクチに近い行為です。(やっぱりやめとこ)

左が Smart Screen のバックカメラ、右はドラレコの室内カメラ
[左が Smart Screen のバックカメラ、右はドラレコの室内カメラ]

 ミラー式ドラレコの室内カメラと並べで設置してあります。ミラー式の表示はリアウインドウに付けたバックカメラにしておいて、Smat Screen をカーナビで使うときは室内カメラの映像に切り替える算段です。

ルームミラーの上が室内カメラの映像
[ルームミラーの上が室内カメラの映像]

 こちらのほうが画角が広くて左右の窓までカバーします。ただし、室内用だからか外の景色が白トビぎみなのが難点です。それと、エンジン始動時の映像を室内カメラにできない仕様で、やむなくバックカメラを指定したわけです。ちょっとしたことだけどね。
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