2008/10/15(水)お引きは価値観の縮図

 写真撮影にはあまり関係ない話が続きましたが、知っておいて損はない予備知識です。引き出物は、両家の価値観の縮図です。

 お引きは、披露宴の終わりに渡すか、事前に席に置いてあるかです。普通は一家に1つだから、渡し間違いのないように席に用意してあることが多いですね。
 さりげなく中をチェックして、ゲストへのもてなしに関する価値観を見抜きます。かさを重視していれば田舎風だし、洋菓子とカタログギフトだけなら都会風です。(もし生海苔が入っていたら要注意です・・冗談ですが)

 両家の引き出物が別々のメニューだったらヤバイですね。意見が合わなかった証拠です。
 大きい葛篭(つづら)と小さい葛篭だったら、土地柄の違いでしょう。この価値観の溝は埋まりません。
 デパートの包装紙が異なる場合は、身内に関係者がいるとみて間違いないですね。混在なら話し合いでうまく収めたのでしょう。別々なら意見がまとまらなかったということになります。

 こうしたことは、あまり口に出して言うことではありません。深く詮索する必要もないでしょう。あくまで参考的な情報として頭の片隅に入れておきます。
 もし新郎新婦と親しいのなら聞いてみるのもいいですが、必ず誉め言葉を交えます。かさの大きさを誉めて「うちは田舎だから・・」という言葉が返ってきたら、そこの実家が取り仕切ったということが推察できます。

 自宅に戻ったら、いきなり包装紙を破らずに一応写真を撮っておきます。引き出物の記録写真を入れるか入れないか、渡すとすれば誰にするかは、収集した情報次第です。
 「写真を見るのも腹立たしい!」というひとには渡さないようにね。
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