2012/01/31(火)ブロードバンド回線の動向

 インターネットを利用する回線は、いまやブロードバンドが当たり前の時代です。いまだにダイヤルアップの人はほとんどいないし、ISDN というのも珍しくなりました。ISDN は専ら電話回線として利用されているのが普通です。

 野村総研の 2015 年までの予測では、光ケーブルが伸び、ADSL が減少傾向となっています。ケーブルテレビ会社の回線が微増で横ばいというのは、ちょっと引っ掛りますが、全体が拡大していく中ではシェアダウンの傾向だから、そんなところかもしれません。

 今年になって、NTT 西日本のフレッツ光で「光ライト」というプランがスタートしました。いままで月々 5,218 円の定額制だったのが、2,940 円と 5,880 円の2段階制になったのが特徴です。(いずれも戸建住宅)
 月 200MB までなら基本料金の 2,940 円で済みます。あとは従量制で、1.2GB を超えても上限の 5,880 円で打ち止めです。あまり使わない家庭なら、このほうがお得です。

 我が家については微妙なところです。家内がどういう使い方をしているか?ですね。動画の視聴が多いようなら、限度額の低い「光ネクスト」のほうが若干有利だし、私と同程度の使い方であれば「光ライト」のほうが安く済みます。

 現在利用しているケーブルテレビ会社のネット契約は、10Mbps で月 3,675 円です。光ライトはプロバイダーが別なので、一般的な OCN にしたとして、合計 4,200 円(上限 7,140 円)となります。
 ベストエフォート型だとしても 100Mbps は魅力です。低めにみても 20Mbps 以上は出るでしょうね。比較的利用者の少ないケーブル回線で 30Mbps コースは、この前値下げになって 4,725 円になりました。15Mbps くらいは出るだろうから微妙なところです。

 かくして、一旦は光ライトに心が動いたものの、当面はケーブル回線のままでいくことになりました。野村総研が出した横ばいの予測は、何となく当たっているような気がします。

2012/01/30(月)ネット回線が速度アップ

 難視聴対策の地上波配信を請け負っていたケーブルテレビ会社は、アナログ波停止後は何も言ってきませんね。あれから半年以上も経つのに、なしのつぶてです。

 地デジアンテナを自前で用意したので、もう用なしですが、ケーブルはそのままだから観ようと思えば視聴できます。半年間無料につられて有料契約した家庭は、バカを見ましたね。
 ホームページには長い間、地デジのみの有料視聴サービスが案内されていませんでしたが、現在は料金表に載せています。STB を使うケーブルテレビの契約を取れるだけ取ったということですか・・・

 ついでにインターネット接続サービスを見たら、サービス内容が変わっていました。料金はそのままで、通信速度が 5Mbps から 10Mbps にアップしています。IP アドレスの割り当ても1個から3個に増えていました。
 おっと、これはいけないと、コールセンターに電話したものの、何回かけても「大変混みあって・・」と言うばかりでつながりません。気づいた人が大勢いたんでしょうね。結局、電話は諦めました。先月の話です。

 ケーブルモデムの電源をリセットすれば、自動的に速度が更新されるとサイトに載っていたので、とりあえずやってみました。確かに計測数値は上がっています。
 あとは IP アドレスの割当て数ですね。いまのモデムには接続端子が1個しかありません。USB 端子が別に1個ありますが、銀テープでふさがれています。生きていたとしても LINUX では使えないみたいだし・・・

 今月になって改めてホームページを見たら、サービス内容変更のお知らせや回線速度の更新方法などの案内が、跡形もなく削除されていました。「お知らせ」には 30Mbps コースがちょっぴり値下げになったことが載っているだけです。Q&A にもそれらしい設問はありませんでした。
 この会社は何を考えているんでしょうね。そろそろ落ち着いたころだろうから、あらためてコールセンターに電話してみますか。

2012/01/29(日)儲けの薄い光学製品

 レンズを使った製品には、大きく分けて2つのタイプがあります。双眼鏡・望遠鏡などの工業製品と、メガネなどの加工品です。同じ光学製品でも利益率がまったく違います。

 双眼鏡は最もポピュラーな光学製品です。販売ルートもカメラ店、デパート、ホームセンター、眼鏡店と様々です。このうち眼鏡店だけが、加工品を主に扱う業態となります。
 昔、ある一流光学メーカーの人に聞いた話では、一般の物販店(例えばカメラ店)と眼鏡店では、商品を卸す掛率が違っていたそうです。カメラ店の仕入れ価格よりも眼鏡店のほうが 5% 安かったと言います。

 ところが、他業種より安く仕入れられるのに、眼鏡店で双眼鏡を積極的に扱うところはなかったそうです。3割程度のマージンでは委託商品と似たような掛率で、買取して扱うだけの魅力がないのが理由でした。メガネは儲かるんですね。聞いた話では、折れて曲がる商売だとか・・・

 メガネ業界は、レンズメーカーよりも店のブランドのほうが強いと言われています。技術とサービスがモノを言う世界です。レンズメーカーは、素材メーカーでしかないんですね。
 カメラ業界では2大一眼レフメーカーのニコンですら、メガネ業界ではただの素材メーカーの扱いです。HOYA もツァイスも同様です。

 メガネ以外の商品で、眼鏡店が力を入れているのは補聴器です。金額がのすし、掛率がいいからでしょうね。3割マージンの双眼鏡や顕微鏡は、バカバカしくてやっていられないみたいです。
 その一方で、天体望遠鏡の専門店を経営している眼鏡店もあります。こういう店は思わず応援したくなりますね。
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