2011/04/21(木)地デジとBSデジタル

 地上波デジタルは、電波塔からの電波がきちんと拾えれば、そこから送信されている放送はすべて見られます。アンテナがひとつで済む代わり、別の電波塔から送られてくる放送は映りません。立地条件にもよりますが、他局専用のアンテナを追加しても、距離が遠いと映らない場合が多いようです。

 地デジ放送は、自家アンテナで直接受信していれば、NHK の受信料を除いて原則無料です。民間の有料放送というのはありません。また、受信料を払っていなくても NHK の放送は普通に映ります。
 ただし、地デジ専用チューナーでも B-CAS カードが必要です。これを抜いてしまうと映らなくなります。地デジだけの場合は、青色のカードでしたね。

 衛星放送は、空が抜けている場所ならパラボラアンテナで直接受信できます。東経 110°にある静止衛星を利用した BS 放送と 110°CS 放送は、共聴タイプならひとつのアンテナで受信可能です。
 このほかに、東経 128°の「スカパー!」や東経 144°の SOUND PLANET、東経154°の SPACE DiVA などがあります。いずれも有料の CS 放送です。建物によってパラボラの向きが違うのはこのせいですね。

 現在 BS 放送には、アナログとデジタルがありますが、アナログ放送は今年の7月までにすべて終了です。
 NHK の BS2 は、今月から映らなくなりました。従来の BS hi が「BS プレミアム」に変わり、こちらへ「統合」したそうです。
 チャンネル数が減っても受信料は同じ・・という人もいますが・・・

 地デジ化ほど大騒ぎにならないのは、視聴者が少ないからではなく、そのままの設備で継続して見られるからでしょう。アナログ用のパラボラで 110°CS が見られるかどうかは別問題として、BS デジタル放送は受信できるはずです。
 ただし、デジタル化で別の問題が出てきます。B-CAS カードによる制約です。BS デジタルチューナーにこれがないと映りません。BS・CS・地デジの3波用は赤色のカードです。

2011/04/20(水)BS放送の配線方法

 まだやると決めたわけではありませんが、もし BS アンテナも設置するとなると、配線をどうするか事前に考えておかないといけません。
 地上波と違って、衛星放送には給電の問題があります。パラボラアンテナに 15V の直流を送ってやる必要があるからです。

 地デジアンテナは家の西側に設置し、中央の居間に引き込んでいます。パラボラアンテナは、付けるとしたら家の東側になります。
 地デジと同様にエアコンの穴を通すとして、その後の始末をどうするか?です。

 混合器で混波して既設のケーブルに送り、テレビの手前で分波器をかませて UHF と BS に分けるのが、配線がスッキリしていいように思います。
 いまのところ BS チューナーがあるのは、台所の液晶テレビだけだから、分配器の通電側に接続してやればテレビからアンテナへ給電できます。

 ただし、この方法で信号の減衰がどの程度になるか、確証が持てません。地デジの受信レベルが落ちなければいいのですが・・・
 それと、分配器から台所へ引き込んでいるケーブルが、BS 対応でない可能性があります。太さからみて 5C のようですが、ケーブルの被覆に記号が見当たらないのが不思議です。(無印とはどこか怪しい!)
 心線の絶縁体に金属皮膜がないところをみると、地上波用でしょうね。問題なく映るとは思いますが・・・

 先日新たに敷設した地デジ用のケーブルは、BS 対応の S5C-FB です。5C-FV でもよかったのですが、これしか売っていませんでした。BS と混合しても大丈夫です。
 受信状況が芳しくないようなら、BS/UHF 兼用のブースターをかます手があります。これ自体が混合器になっているのと、給電機能もあるので、問題は一挙に解決できます。(ただし予算オーバーに・・)

2011/04/19(火)BS受信は可能か?

 共同配信の打ち切りで、たとえ1局でも見られない放送が出るのは一歩後退です。家内のブチブチ言う姿が目に浮かびます。この際、パラボラアンテナを設置して、BS 放送も見られるようにしてやりますか。

 個人的には興味はないけど、地デジ対策の予算が1万円ほど余っているから、パラボラアンテナの設置費用はまかなえます。(もちろん DIY で!)
 NHK の受信料がどうなるかが鬱陶しい問題ですが、自己申告制だそうだから、ま、この際 NHK は見ないということで・・・

 民放で無料視聴できる局は、現在のところ5つあるみたいです。衛星放送は今後さらに増えるそうですが、有料チャンネルがほとんどだとか・・・
 新聞のテレビ欄を見ても、視聴したいと思う番組はほとんどないですね。地上波放送と似たり寄ったりです。家内は映れば見ると思いますが・・・

 衛星放送は、途中に障害物があると映らないことになっています。室内アンテナはまず無理でしょう。窓を開けっ放しというわけにはいかないし・・・
 静止衛星と直接つながる(つまり空が抜けている)場所でないとダメです。その代わり、アンテナの高さは関係なしです。

 午後2時頃の太陽の位置を確めてみたら、パラボラアンテナの設置場所が限られているのがわかりました。屋根上にアンテナを立てない限り、生活に支障なく設置できそうな場所は、犬小屋の横くらいしかありませんでした。
 ワンちゃんは一昨年死んでしまったから、いまは空家の状態です。じゃれてアンテナがズレる心配はないし、物干し台の雨除け屋根がギリギリかかる場所なので、風雨には耐えられそうです。

 地デジ対策が一段落したと思ったら、今度は BS 対策です。こういう展開になるなら、地デジチューナーは、BS 対応にしておけばよかったかも?
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