2025/03/16(日)Windows 10 の引っ越し_3

 Intel NUC が Windows 10 と 11 のデュアルブートになったのはいいけど、eMMC が容量不足でWindows 10 が不安定です。アップデートのたびに容量を確保するようエラーメッセージが出ます。

 元々 32GB しかないところへシステム領域などにとられて OS の領域は 27.3GB しかありません。空き容量は 573MB でエクスプローラのCドライブは真っ赤っかです。これではちょっと大きなアップデートは無理ですね。

 小さな筐体でデバイスを増設するスペースはないし、やるとしたら外部の USB ドライブから起動するしかなさそうです。SSD の Windows 11 がまともに動くようなら、eMMC の OS は消してしまってもいいでしょう。

 手元にある USB メモリでまともに動くのは Windows 10 の回復ドライブにしている 32GB だけです。SD カードの 64GB が余っているから USB 接続のカードリーダーに差せば USB メモリとして使えそうです。

 実は Windows 11 のインストールディスクは 16GB の SD カードを使いました。起動ドライブも SD カードでいけそうですが……

 よく見ると NUC 本体に SD カードを差し込むスロットがついています。ここから OS が起動できるのでは ? と考えましたがダメでした。起動時にはこのスロットは認識されないみたいです。OS の起動後に SD カードを抜き差しすると増設ドライブとして表示されます。

 UEFI で確認すると USB は1~6まであり、すべて Enable になっています。筐体の USB 端子は4つだから、残りの2つは内部 USB で、そのうちの1つが SD カードスロットだと思います。でも起動時に認識されないなら仕方ないですね。

 再起動したり、そうこうするうちに eMMC の空き容量が 2.66GB まで回復しました。不要なファイルが削除されて領域が増えたみたいです。

 容量不足でアップデートできずに「再試行」のまま終わり、忘れたころに動かすと復活しているという不安定な状態の繰り返しです。そろそろ卒業しないと・・・

2025/03/14(金)Windows 10 の引っ越し_2

 Intel NUC の SSD に Windows 10 をインストールして、オンボード(eMMC) の Windows 10 とデュアルブートにしました。起動画面で Windows が二つ並んでキーボードの↑↓キーで選択できます。

 eMMC が容量不足になって、アップデート時にエラーが出るようになったため OS を引っ越すことにしたわけです。SSD からも起動できるようになったので eMMC の OS は消してしまってもいいのですが……

 ここで悪魔のささやきが聞こえてきました。「片方を Windows 11 にアップグレードしたらいいじゃないの」・・・

 この小型 PC の CPU は celeron J3455 で Windows 11 の対象外です。スペック的には基準を満たしてますが、対象となっているのは J4000番台以上です。アップグレードを試してみても CPU が原因でエラーが出て先に進めませんでした。

 ネット上には J3455 搭載の NUC に Windows 11 をインストールした商品が散見されます。去年の秋にはアキバでウチの NUC と同じものが 3,000 円の見切り価格で売られていたそうです。そんなのを買って改造したのが出回っているのかもしれません。

 以前は、レジストリをいじって CPU が対象外の古いパソコンにインストールする方法が Microsoft のサイトで公開されていました。ところが OS のバージョンが 24H2 になってから削除されてしまったみたいです。

 Windows 10 は今年の 10 月に無料のサポートが終了となります。新しい PC を買うか、Microsoft に延長料金を払うか、どちらかを迫られた形です。(商魂まるだし)

 巷には、レジストリをいじってインストールの要件チェックを潜り抜ける方法が、野良サイト情報として出回っています。そのうちの LabConfig というキーを追加するやり方を使いました。

 SSD の Windows 10 を 11 にアップグレードしてもよかったけど、時間があったのでクリーンインストールを選びました。こんなことなら遠回りせずに最初から Windows 11 を入れとけばよかったですね。でも石橋をたたいて渡る慎重さがあったから、この年まで生きながらえてこられたのかも。

 今度は Windows 10 と Windows 11 のデュアルブートになりました。しばらく使ってみて支障がないようなら Windows 11 をメインにしますか。

2025/03/12(水)Windows 10 の引っ越し

 日頃は使っていない Intel NUC という小型 PC があります。主な用途は、ディスプレイの後ろに貼りつけて宣伝用の動画を表示するなどで、筐体を意識させないコンパクトな作りのパソコンです。出先にモニターがあれば、ノートパソコンの代わりに Windows 環境が使えるし、遊び半分で購入しました。

 同じ手の平サイズの筐体に高性能の CPU を積んだ機種もありますが、ウチのは celeron J3455 というエントリークラスの CPU です。Windows 10 Home がプリインストールされています。

 買ってから気がついたのですが、この PC は Windows 10 以外の OS が使えない仕様になっていました。後悔先に立たずというやつです。

 Windows 11 にアップグレードできないし、Windows 7 にダウングレードするのも不可です。Windows 10 は今年の 10 月でサポートが終了します。最後の頼みの綱 Linux 系も使えません。

 それなのにアップデートの画面に「Windows 11 の準備をする」という表示が出るようになりました。アップグレードができるか試したところ、CPU が対象外とのエラー表示が出ます。

 元々 OS の起動ドライブはオンボードのストレージ (eMMC) で、Windows 10 が動く最小容量の 32GB しかありません。最近ではアップデートのたびに、不要なファイルを削除して空き容量を増やすよう警告が出まくり状態です。

 そこで 120GB の SSD ドライブに OS を移すことにしました。レジストリをいじるなど裏技を使って Windows 11 にアップグレードするにしても、32GB の eMMC では容量不足です。

 eMMC の OS はそのままで SSD にクリーンインストールすることにしました。ところがパーティションの形式が MBR だったようでエラーになります。64bit OS で UEFI ブートするには GPT 形式でないといけないみたいです。

 MBR を GPT に変換する専用ツールがいろいろ出てますが、ほとんどが有料版です。今回は OS のコマンドラインを使って変換しました(コマンドは diskpart)。"mbr gpt" でググれば Lean Microsoft のサイトに詳しいやり方が出ています。

 とりあえず eMMC と SSD から Windows 10 がデュアルブートできる環境が整いました。
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