2008/12/28(日)トレンドキーワード
企業からのメッセージではなく、こちらは個人の動向を知るバロメーターです。
ある検索サイトのデータでは、10月のトップは「紅葉」でした。季節にまつわるキーワードが上位にくるのが特徴です。
11月になると、「年賀状」「クリスマス」に関係するキーワードが上位を占めます。「無料 イラスト 素材集」なんてのが上位にランクされるくらいだから、自分のプリンターで刷る人がいかに多いかがわかります。
こうしたデータは、集計が済んだ後で公開されます。最新のトレンドを知りたい企業にとっては、「後の祭り」ですね。
今現在の人気キーワードを知ることは、容易ではありませんが、特定のキーワードが過去どうであったかはわかります。
大手検索サイトのGoogleでは、過去数年間にわたる検索ボリュームの推移をグラフで見ることができます。
Google Trendsというサイトにアクセスして、任意のキーワードを打ち込むと、過去のデータが参照できるサービスです。複数のキーワードを比較することもできるから、ユーザー動向を知るには有効な手段です。
「結婚式」みたいなビッグキーワードだと、主な出来事のコメントが出てきます。チャールズ皇太子の再婚とか、藤原紀香の結婚式とか・・・ 調べる手間が省けて便利ですね。
こちらのサイトには、「今日の急上昇ワード(日本)」というデータも出ています。キーワードをクリックすると、関連するキーワードが表示されます。
こまめにチェックしていれば、直近の動向が掴めそうです。
さらに、Google Insights for Search というサイトでは、特定の地域や時期を選んでデータを参照できます。こちらは英語版ですが、詳細なデータを知るには重宝なサービスです。
2008/12/27(土)年賀状のテレビCM
最近は、少なくなりましたね。
それに代わって台頭してきたのは、プリンターメーカーのテレビスポットです。宛名まで両面刷れる機種もあるとかで、年賀状を刷るために買い換えるひともいそうです。
印画紙よりもインクジェットで年賀状を作る人のほうが多いから、時代とともにスポンサーが変わるのもうなづけます。
プリンターの普及で減ったのは、印画紙需要だけではありません。印刷も減りましたね。個人の需要だけでなく、企業ユースも減ったとか・・・
安いプリンターを買って、年賀状を刷ってから廃棄したほうが、カラー印刷をするよりも経済的・・という企業もあるそうです。環境には優しくない発想ですね。
「結婚しました!」の案内状は、印画紙のものが主流でしたが、ここへきて自家製のものが増えているようです。
コスト的には、そんなに違いはないと思いますが、きっとブライダル関係は高いんでしょうね。ポストカードに限らず、ブライダルは何でも高めです。
手作りでコストダウンする傾向は、これからも続きそうです。
もうすぐお正月です。「お正月を写そう!」というテレビCMは入るんでしょうか?
宣伝して写真の需要を喚起しても、感材メーカーが握れる確率は極端に低くなりました。自社ブランドのデジカメを出していても、シェアは高くないし・・・
不景気になって、最初に削られるのは広告宣伝費です。
テレビCMの変遷は、その時代の流れを知るバロメーターですね。
2008/12/26(金)写真入りの年賀状
とは言っても、宛名書きや自家印刷の話で、業者依頼のポストカードは既に終わっています。
毎年この時期になると、年賀状の注文状況はどうだったか?という話が、印刷業界や写真業界では取りざたされます。
今年は一段と渋かった・・という声が毎回聞かれます。「今年は良かった」という話は、まず出ませんね。
写真(印画紙)のポストカードは、年々減っていると思います。
前年並みの数字を確保しているのは、一部の大手チェーン店だけで、市中の写真店では、受付そのものをやめてしまったところもあります。ラボが相手にしないんでしょうね。
疎遠になっても、プロの写真家やアマチュアの写真愛好家から、年賀状だけは届きます。
印画紙の年賀状は減りましたね。写真入りでも、ほとんどがインクジェット印刷です。手軽にできるし、どたん場でも間に合います。気がついたら、自分で刷るしか道がない!という人が結構いそうです。
こちらもご多分に漏れずその口だから、今年もインクジェットです。
総合ラボの締め切りは早いし、貼付機を持っている知り合いの写真屋さんは遠いし・・・ 結局は自分で刷ることになります。
どうせ印画紙でやらないなら・・と、写真でなくイラストにすることが多いですね。心のどこかに「写真は印画紙でないと・・」という意識が残っているのかもしれません。
畳の部屋にテレビを置きたくないからと、畳の部屋をなくしてしまった作家がいたそうですが、それと似たような心境ですかね。
畳の部屋はなくせても、テレビと年賀状はやめられない・・ということですか・・・