2019/08/18(日)非常時の照明は LED で決まり

 災害などで停電になったとき、夜間の照明をどうするか考えてみました。昔ならローソクかランタンですが、火を使うという点で取扱に注意を要します。停電が元で火事になったのでは、泣き面に蜂どころの騒ぎじゃありません。

 キャンプ用のランタンはガラスグローブが割れてしまったので処分したはずです。もし残っていたとしても災害時の照明には不向きです。明るい代わりにガスボンベが長時間持ちません。一般的な 250g 缶で数時間です。一泊程度のキャンプならいいけど、復旧に何日もかかるようだとガス欠が心配です。

 ローソクは探せば仏具の箱の中に入ってるはずですが、外で使うには風防が必要だし、家の中で使うには「火の用心」が不可欠です。現在は LED という便利なライトがあります。豆電球を使った懐中電灯は既に旧式となりました。同じ明るさなら LED のほうが省エネで電池が長持ちします。

 いろいろ検討してみて、非常時の照明は LED を使ったライトという結論に達しました。火を使わないから安全なことと、省エネで長時間使用できるのが特長です。最近ではキャンプなどアウトドアのレジャーにも使われているようです。ガスやガソリンは持たないからね。それに危ないし。

 手許には小型の懐中電灯があるだけです。そこで、汎用できそうな充電式のライトをひとつ用意することにしました。キャンプに行くわけじゃないから本格的なランタン式はパスして、実用本位でなるべく小型で低価格のものを探しました。結構ありますね。1個千円くらいから手に入ります。

 この手のミニランタンはほとんどが中国製で、しょっちゅう改良版が出ているのか、模造品が横行しているのか、いろんな「ブランド」で似たような形状のものが出ています。ネット通販だと2個セットで 2,000 円以下のものもありますが、今回は1個で 2,000 円ちょっとのものを買いました。非常用にひとつあると安心です。

ミニランタン

 かなりの量が売れているのかパッケージは日本語です。「モバイルバッテリーランタン」となっているのは、スマホに充電できるバッテリーを備えたランタンという意味のようです。容量は 5200mAh で、普通のスマホなら1~2回は充電できそうです。明かりをとるかスマホをとるか…といったところでしょう。

 一応「2019 年改良モデル」という触れ込みだったのでこれにしましたが、この手の商品はバリエーションというか類似品が多くて、機能やサイズが微妙に違うものが数多く市場に出回っています。購入したミニランタンも説明書が2タイプ兼用になっていました。

 従来型との違いは、(1) 三色切替、(2) 無段階調光、(3) 前回の設定を記憶、といったところです。色温度が三色(昼白色・温白色・電球色)選べるのと、スイッチオンで前回と同じ明かりが点くのはありがたい機能です。無段階調光の+-ボタンが新たに付きました。

 このほかに赤色灯の緊急モードがありますが、点滅フラッシュのみで光量調節も不可です。点滅しなくていいから、赤色も含めた色切替・無段階調光だったら天体観測に使えたのにね。(非常時に天体観測かい)
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