2021/10/30(土)ニンニクの種球は冷蔵しない?

 ニンニクの国内生産一位の青森県では、通年出荷するために冷蔵保存しているのは知られた話です。マイナス2℃くらいの氷温冷蔵が理想的だとか。

 福地六片などホワイト六片種の話ですが、ほかのニンニクでも長期保存には有効なやり方だと思います。常温保存に比べて過乾燥・カビ・腐敗のリスク軽減と、冷蔵中は発根・発芽を抑えられます。

 家庭菜園で作っているジャンボ系ニンニクは、去年は発芽が揃わず今年の収穫は散々でした。種球の過乾燥が原因だと推察します。その反省に立って、今年は新聞紙に包んで冷蔵庫で保管しました。

 野菜室です。収穫後の自然乾燥が終わってからだから、冷蔵保管したのはひと月くらいですかね。9月上旬に取り出し、常温に戻しました。播種したのは9月末です。

 播種から1ヵ月経つのに一つも発芽しないのは、この冷蔵保存が原因ではないかと考えています。ニンニクは真夏を過ぎ気温が下がりかけた8月下旬ごろに休眠から目覚めます。その前に冷やしてしまったことで、休眠打破のタイミングがずれたのではないのか?

 ネットでググッても播種前の冷蔵保存についての記述は少ないですね。種球は常温保存が原則との意見は多数でてきますが、冷蔵保存の影響については僅かに散見される程度です。

 中には冷蔵保存したものを種用にも出荷している業者がいます。でもホワイト六片種だからジャンボ系の参考にはならないかも。黒ニンニク用に取寄せているホワイト六片は冷蔵保存したものだと思いますが、植えたら確かに発芽はしました。(大きく育たなかっただけ)

 参考になったのは、買ってきたジャンボ系の鱗片は発芽したのに冷蔵保存した自家栽培の鱗片は発芽しなかった、というブログ記事です。その後どうなったか気になり記事一覧をチェックしてみましたが、関連する記事は見当たりませんでした。

 もうひとつ、冷蔵保存して冬を経験した種球は春が来たと勘違いして発芽に影響する、との意見です。(確かにそうかも)

 いまさら新たに種球を買ってきて植え直すわけにはいかないので、播種した鱗片が発芽するのを待つしかしょうがないですね。
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