2008/11/29(土)印画紙の写真集

 デザインアルバム(写真集)には、写真用印画紙を使ったものと、オンデマンド(少量)印刷の2種類があります。
 インターネットで注文を受けている業者は、オンデマンド印刷が多いですね。

 一般的に、印画紙を使った写真集は部厚く、オンデマンド印刷の写真集は市販の本と一緒で薄い仕上りになります。どちらがいいかは、好みの問題です。
 印刷よりも印画紙のほうが耐久性はありますが、乳剤層が湿気を吸うので、表面にラミネート加工を施します。それを厚手台紙の両面に糊貼りするから、印画紙のほうが部厚くなるわけです。

 印刷は、インクが透らない程度の紙に直接刷るから、ページ数が多くても厚みはさほどではありません。本屋に並んでいる写真集と同じです。
 少量印刷ができなかった時代には、印刷物の写真集は高嶺の花でした。5百から千部刷って、百万円前後かかりました。
 印刷のほうが値打がある・・という感覚のひともいるでしょうね。いまでは、1部だけ作っても数千円から数万円で済みますが・・・

 写真店が自家制作する写真集は、大半が印画紙です。写真のプリンターは持っていても、オンデマンド印刷機は持っていないからです。銀塩素材に対する信頼と愛着もあります。

 将来的には、印刷による写真集がほとんど大半になるでしょうね。銀塩素材は値上がりする傾向にあるし、現像処理するところは減少傾向にあります。
 それに対しオンデマンド印刷は、技術開発が進み、コストダウンが期待できます。デジタル時代の写真集は、少量印刷のほうに分があるようです。

 どちらにするか迷ったら、印画紙仕様にするのも悪い選択ではありません。いまなら、同じような価格で作ることができます。
 時代の流れとともに、将来「貴重品」の部類に入る可能性もないではないし・・・
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