2010/03/02(火)画像処理の定番ソフト

 ブライダル写真集の編集は、画像処理ソフトを使って行います。adobe社のPhotoshopが定番ソフトです。
 Photoshop CS4はプロ向きで10万円近くしますが、普及版のPotoshop Elements 8なら1万円前後で購入できます。アマチュアが使うなら、Elements 8でもいいでしょう。

 大きな違いは、トーンカーブがいじれるかどうかです。本格的な画像処理には重要な機能ですが、使いこなすのが難しいのも事実です。プロバージョンを使っていて、トーンカーブをいじったことがない人もいるでしょう。
 シャドー部分のマゼンタかぶりを補正したいとか、中間調のグリーンを強調したいときなどには便利ですが、RGBとCMYの関係を理解していなければ使えません。
 ハイライト部分を抑えたり、シャドー部分を持ち上げたりするのは、Elements 8でも可能です。

 Windows 7の登場で、64bit版OSが身近になりました。XPやVistaにも64bit版がありましたが、対応するソフトやドライバーが少なく、普及しませんでした。
 搭載できる拡張メモリーが一気に増やせるので、画像処理には64bit版が有利です。残念ながら、Elements 8は対応していません。64bit版OSにするなら、CS4ということになります。

 もうひとつ、Photoshop Lightroom 2という画像編集ソフトがあります。価格的には3万円台です。64bit版OSにも対応していて、デジタルカメラで撮影した静止画像を扱うのに便利な機能が揃っています。
 ただし、レイヤー機能がないので、画像を合成する処理には不向きです。あくまでCS4と併用して使う前提で作られたソフトです。

 64bit版のOSでメモリーをドンと積んで・・という向きには、Photoshop cs4 プラス Lightroom 2が最強の環境となります。そうでないなら、Elements 8が安くてお手ごろです。
 気持ちの上ではCS4、実際にはElements 8というのが、アマチュアとしては現実的な選択でしょうね。
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