2010/03/05(金)LINUXの種類

 無償で自由に使えるLINUXは、何台もパソコンを所有している人や自作派には、経済的で有難いOSです。ただし、いろんな種類があって、どのLINUXを使うかは迷うところです。

 一般的にLINUXと言っているのは、ディストリビューションというプログラムの集合体です。厳密に言えば、OS本体のカーネル部分のことですが、それぞれ使える機能が違うので、ディストリビューションという形で提供されています。
 どのLINUXがいいかは、目的とハードのスペックで変わります。

 LINUXには大きく分けて3つのグループがあります。RPM系、Deb系、tar.gz系の3つです。
 このうち tar.gz系は、UNIXを扱う技術者向きで、WindowsやMac osに慣れ親しんだ一般ユーザーには敷居が高いとされています。素人が使うのなら、RPM系かDeb系かどちらかになります。

 RPM系で有名なのは、FedoraやVine Linuxです。Vine Linuxは国産のディストリビューションで、日本語環境があること、軽くて古いスペックのマシンでも動作することなどから、ひところ話題になったLINUXです。
 RPM系とはいうものの、独立したディストリビューションと考えたほうがいいかもしれません。

 Deb系で有名なのは、何といってもUbuntuです。WindowsやMac os並みのGUI環境に人気があります。ただし、古いスペックのパソコンでは動きません。PentiumⅢの1GHz程度では、厳しいとされています。
 Windows XPが軽快に動くパソコンなら、問題ないでしょう。

 古いスペックのマシンでも使えるDeb系があります。Eco Linuxは、Ubuntuから二次派生したOSで、軽いのが特徴です。いまどきのハイスペックマシンと旧マシンが混在していて、Ubuntuと併用したい場合には向いています。
 Pentium Ⅱ 800MHzだと、何がいいでしょうね。
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