2020/07/08(水)個人輸入のトラブルもいろいろ_3
トラブルが起きた時の交渉相手は、AliExpress の場合は注文した出品業者となります。紛争でもめた時だけモールが仲裁に入ります。一方、Banggood はモール自身が交渉相手です。窓口が一つのほうが手っ取り早くて話がつきやすそうに思えますが、もしそこで話がつかなければ暗礁に乗り上げてしまいます。最後は支払を仲介した PayPal に仲裁(早い話が返金)を申し入れるしかありません。
Banggood に注文して、違う商品が送られてきたことがありました。何点か頼んだうちの1点だけが別物でした。早速モール側にクレームを入れます。やり取りは全て英語です。こちとら苦手な分野ですが、そこは時代が進んでいて翻訳サイトで日本語から英語に変換すれば何とかなります。便利な時代になりましたね。
商品全部と送り状などすべての伝票類の写真が必要です。破損の場合はパッケージの写真も要るから、安易に捨ててはいけません。このときは回転ノブ付きの 1/4 インチネジを頼んだのに、届いたのはノブ無しのカメラネジでした。商品番号は合ってますが袋の中身が違います。ビニール袋に貼られたタグの文字がわかるように写真を撮って送りました。注文した商品のスクリーンショットも一緒です。
写真を見比べれば商品が違うのは一目瞭然です。モールからの提案は「返金」でした。ところが提示してきたのは、注文した商品の代金よりも低い金額です。「お詫びのしるし」と言いながら、間違って届いた商品を差額で買い取れ!と言っているようなもんです。お金は要らないから注文した商品を再送してほしいと要求しました。間違って届いた商品は返すと…
300 円もしない商品を再送したうえに、間違って届いた商品の返送料まで負担させられたのでは割に合わないと思ったんでしょうね。何度か押し問答の末に、ようやく正しい商品を送ると返事がきました。間違って届いた商品の扱いについてはコメントなしです。(そちらで勝手に処分してくれ!ということかしら?)
相手は中国(というか拠点は香港・本部は英国?)だから、交渉は一筋縄ではいきません。クレーム処理には慣れているから百戦錬磨の強者です。首尾一貫した主張を最後まで押し通す姿勢でないと、涙金でごまかされます。間違った商品が届いた、これは要らない、初めに注文した商品が必要だ、さんざん待たされた挙句この結末に落胆している、等々… こちらの正当な言い分を相手にハッキリ伝えることが肝心です。(あくまで正論です。ゴネ得はいけません)
翻訳サイトを使ってみて気になることがありました。日本語から英語に変換して、その英語を再び日本語に直すと、別の意味になってしまうことがあります。日本語→英語→日本語とやってみて、間違いなければコピペするようにしました。
文章は短く簡潔にしたほうが伝わりやすいです。Google 翻訳では、英語から再翻訳するときに2つの文章をつなげて意訳する傾向があります。便利な反面、せっかく簡潔な文章にしたのに、意図しない翻訳になりがちです。文章間にスペースを入れると連結しなくなります。何事も経験ですね。