2011/07/19(火)遅いUSBのUbuntu

 Ubuntu を USB メモリーから起動するようにしたのは、Windows 7 とデュアルブートにしたくなかったからです。ある程度試してみて、使えそうだと判断してから HDD に入れたほうが無難だし、もしものときに USB から起動できる OS があってもいいという思いもあります。

 久しぶりに使ってみたら、やはり USB 起動の Ubuntu は遅いですね。安物のメモリーを使っていることもありますが、HDD から起動していたころと比べると雲泥の差です。
 これでは Ubuntu を使う機会は増えないと思います。ヘタをすると、次のアップグレードまでそのまま・・ということになるかもしれません。

 デュアルブートにせずに、HDD から Ubuntu を起動する方法があります。Wubi という Ubuntu のインストーラーを使います。
 Windows のパーテーション上に Ubuntu の仮想 HDD を作るやり方なので、Live CD と同じ感覚で起動できます。しかも仮想 HDD だから高速です。

 Windows のブートメニューで、起動する OS が選べます。もし Ubuntu が不要になったら、Windows の「プログラムの追加と削除」機能を使って削除すれば、ブートメニューの設定もクリアされます。
 危ない橋を渡らずに、Ubuntu が快適に動かせるのなら、試してみる価値はありそうです。何よりもアンインストールするときに、ブートローダーがどうのと余計な心配をしなくていいのが利点です。

 実際に動かしてみた事例を調べたら、正式にインストールした場合より若干遅い程度だそうです。USB 起動よりはウンと速いはずだから、調子がよければ乗り換えです。
 パーテーションを切ったまま使ってない領域があります。試してみるならいまのうちですね。

2011/07/18(月)Ubuntu 11.04の画面

 翌日、事務所のモニターの電源を入れると、「あと8分」のところで指示待ちで停まっていました。クリックして先に進みます。
 Ubuntu 11.04 へのアップグレードは完了です。再起動したら、アプリ関係のメニューバーが左サイドに変わっていました。元々あまり使っていなかったので、とくに違和感はないですね。

 USB メモリーのプロパティーを見たら、ファイルのサイズは 5.4GB。空き容量は 2.6GB でした。これ以上ファイルサイズの大きなアプリを入れなければ、8GB のメモリーで大丈夫でしょう。データはなるべくハードディスクに保存するつもりです。

 ブラウザの Firefox は、自動的に Ver.5 になっていました。Google ツールバーはまだ未対応だから、そのままでは使えません。インストールを拒否されます。
 Compatibility Reporter というアドオンソフトを入れてから、Google ツールバーをインストールすれば使えるようになります。
 互換性を無視する機能を利用しているので、完璧に動くかどうかは不明ですが、よく利用する翻訳機能は使えるみたいです。

 左サイドバーに、Ubuntu One のアイコンが表示されていました。オンラインストレージです。2GB まで無料で利用できます。
 Ubuntu をメイン OS にしているなら使い道はありそうです。Windows マシンからでもブラウザを使ってアクセスできますが、同期させるには専用ソフトが必要です。現時点では、まだベータ版のようです。
 オフィシャルサイト(英語)をチェックしたら、パブリックベータ版は、Windows XP/Vista/7 を推奨…となっていました。ここでも Windows 2000 は対象外です。

 いま利用している SugarSync は、Win2000 マシンからアクセスできるものの、ファイルの内容を変更した後で再度戻すことができません。音楽ファイルみたいに読み込みだけできればいいものは問題ないのですが、スケジューラーなどは書き戻せないと不便です。

2011/07/17(日)長時間のUbuntuアップグレード

 事務所の Win7 マシンは、USB 起動で Ubuntu も使えるようにしてあります。使いそうなアプリやドライバをインストールしたのですが、ほとんど使わずにそのままにしていました。
 半年毎にアップグレードするので、11.04 が最新版です。久しぶりに起動したら、アップグレードの案内が出ました。

 下調べも何もせずに開始したのが運の尽きで、ファイルのインストールにべらぼうな時間が掛かりました。インジケーターには「約1日」の表示が出ています。しばらくして「残り時間 約 23 時間」に変わりました。実際にはそんなに掛からないとは思いますが、残り時間の表示はなかなか減りません。
 2時間もあればと踏んで始めたものの、終業時間までにはとても終わりそうにないですね。使用環境にもよりますが、普通は3~4時間は掛かるみたいです。USB メモリーだからもっとでしょうね。

 クリーンインストールすれば、かなり早く済んだと思います。その代わり、アプリやドライバの設定は、一からやり直しです。オンラインでのアップグレードなら、いままでの設定が維持できるから、ここは忍の一字ですね。

 「残り時間 4時間」になったところで終業時間となりました。このまま付き合っていたら何時になるかわからないので、今日はパソコンの電源を入れたままにして帰ることにします。

 自宅のデスクトップは、Win2000 と ECO-LINUX のデュアルブートです。少し前にアップグレードしたら、LINUX の起動がおかしくなってしまいました。騙し騙し何とか立ち上がるから、とりあえずそのままにしてありますが・・・
 そのうちマシンごと入れ替える予定です。マシンスペックが上がれば、ECO-LINUX とはおさらばです。
OK キャンセル 確認 その他