2008/12/10(水)新婚旅行は世界一周

 教会の建物があるテーマパークなら、大抵結婚式をやっています。なかには、あとから無理やりチャペルを造って、ブライダル需要を取り込もうとしているところもありますが・・・

 愛知県内にはテーマパークがいくつかあって、そのうち何ヶ所かは結婚式を受け付けています。
 「本物」の教会を持つテーマパークもあります。名鉄系の「リトルワールド」と「博物館・明治村」です。本物といっても建物の話で、宗教法人が運営しているわけではありません。

 リトルワールドは、野外民族博物館という位置づけで、広大な敷地に世界中の建物を再現したテーマパークです。本館展示室には、世界の民族衣装や民芸品が展示されています。
 それらの建物のなかに、聖ゲオルグ礼拝堂というチャペルがあります。ドイツ・バイエルン州の村を再現したエリアに建てられています。小さいながらも趣のある礼拝堂です。

 一時はよく結婚式をやっていましたが、最近はあまり話を聞きません。ホームページを見ても「ウェディング」というメニューは見当たりませんでした。

 施設の規模からみて、ブライダルでの利用程度では、採算が合わないのかもしれません。どうしてもここで!という雰囲気でもないし・・・
 チャペルにしても、ほかの建物にしても、それひとつだけを見たらそれほどのものではありません。もっと立派なゲストハウスがいっぱいあります。

 この施設の人気の秘密は、各国のエリアでその地方の料理やおやつが食べられることです。食い気に勝るものは少ないですからね。
 もうひとつは、各国の民族衣装を着て記念撮影できることでしょう。アルプスの少女ハイジ風やチマチョゴリ、極めつけは「ンデベレ族」の民族衣装などが、数百円で試着できます。全部着たら結構な金額になりますが・・・

 リトルワールドは、挙式の会場というよりは、野外ロケ向きですね。新婚旅行に見立てて世界一周・・というのも悪くありません。

2008/12/09(火)博石館で野外ロケ

 前回紹介の博石館は、結婚式のほかに美術展覧会もやっています。
 円形の小ぢんまりとした石造りの建物が何棟かあって、絵画や現代アートの作品を発表する場になっています。
 入館料は、博石館の施設全体で共通だから、別に要るわけではありません。無名のアーティストが多いことだし・・・
 ロウソクの光がよく似合う空間でした。

 このテーマパークを教えてくれたのは、彼の「酸化セリウム」の先生です。デパートの水着の撮影でロケ場所に使ったとか・・・
 水着といっても撮影は3月ごろだから、寒かったそうです。石で組んだ階段状のコロシアムがあり、そこにモデルを寝そべらせて撮影しました。
 写真を見せてもらったことがありますが、仰角で見上げた青空がいかにも地中海の夏!という雰囲気でした。さすがCM写真家は、ごまかすのがうまいですね。

 コロシアム風の石段の前は、広場になっていて、晴天の日はここにバージンロードを敷いて結婚式ができます。ローカルな施設なので観光客はそんなに多くないから、開放的で気分がいいでしょうね。
 最近流行りのガーデンウェディングみたいなものですが、すぐ近くにピラミッドがあったりして、非日常的な雰囲気です。
 野外ロケにはいいでしょうね。シャッターチャンスはいっぱいありそうです。

 結婚式は土日祝日に集中するから、一般の観光客とダブります。運営者としては、痛し痒しかもしれません。
 とかく経営不振でテーマパークの閉鎖が相次ぐなかで、ブライダル需要を取り込むことで施設が維持できるなら、それはそれでいいことだと思います。
 敷地内のレストランが貸切で、地ビールとソーセージにありつけないのは残念ですが・・・

2008/12/08(月)石の博物館で結婚式

 近ごろは、ちょっとした施設ならどこでも結婚式を行なっています。
 岐阜県の恵那に博石館というテーマパークがあります。地元の石屋さんが造った「石の博物館」ですが、最近では結婚式に力を入れているようです。

 子供が小さいころには、よく行きました。宝石探しの体験コーナーがあり、砂のなかに埋もれた宝石を手探りで探します。子供には人気がありました。(母親もハマっていたりして・・)
 プロフェッショナルコースというのもあって、人工的に造られた採取場にゴム長をはいて入ります。大きなザルで砂を洗いながら、本物のダイヤモンドを探すコースです。やっている人はほとんど見かけませんでした。このコースは、もうやってないでしょうね。

 ここの名物のひとつにミニチュアのピラミッドがあります。ミニチュアといっても、石を積みあげて造った本格的なもので、本物に比べればスケールが小さいというだけです。
 石造りのピラミッドは中が迷路になっていて、大人も子供も楽しめます。何回か行くうちに秘密の法則を発見しました。

 要所要所に赤と青のランプがあって、同じ色のランプの方向に曲がると出口に出られます。一度知ってしまうと、アッという間に出られるから興味半減ですが・・・
 それでもピラミッドというだけで、ほかの施設よりも珍しさとありがたみがあります。

 敷地の中にレストランがありましたが、結婚式をやっているときは貸切です。地ビールとソーセージが美味かったのに、何回か食べそこないました。
 ゲートの外にもレストランがあり、「ピラミッドカレー」というメニューが名物です。一旦外に出ないといけないので不便でした。結婚式がなければ、地ビールで一杯!といけたのに・・・

 新たに「クリスタルチャペル」なるものは造ったようですが、敷地内のレストランは1箇所のままみたいです。今度訪れたときに結婚式をやっていたら、地ビールとソーセージは、またお預けでしょうね。
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