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2022年02月16日の記事

2022/02/16(水)Windows11 は TPM 2.0 が必須

 去年の終盤から Windows アップデートのページを開くと、Windows11 に適合しているかどうか、Microsoft からのコメントが表示されるようになりました。

 通常メインで使っているデスクトップは「適合」です。一方、Intel NCU と自作機の2台はダメでした。CPU がしょぼいかどうかではなく、世代が新しいかどうかで判断が分かれるみたいです。

Windows11 無償アップグレード
[適合しているとそのうちこの画面が表示されるようになる]

 Intel NCU は CPU(Celeron J3455) が非対応なのと、OS を入れている内部ストレージの容量が 32GB しかないため Windows11 は動きません。もともと Windows7 はダメだったし、Linux も非対応です。Windows10 Home で使いつぶすしかないですね。

 自作機は組み立ててからまだ3年くらいです。CPU は第8世代の Core i5 8400 だから対応しているはずです。どこがダメなんでしょうか?

 評価プログラムの結果を見ると、どうやらセキュリティー機能のひとつ TPM に非対応なのが原因のようです。それほど古くないマザボでも自作用に出荷されているものは、 普通は TPM が「切」になっているみたいです。

 マザボに TPM モジュール用の差込口が用意されている場合もありますが、ファームウェアでチップセットの TPM 機能 (Intel CPU の場合は TPP) を使えば適合できそうです。起動時に BIOS(今どきのマザボは UEFI)を開き、設定を変更します。

 GIGABYTE のマザボですが、説明書なしで TPP の設定項目を見つけて有効化できました。規格は 2.0 だったから、これで Windows11 に適合しているはずです。(古い 1.2 ではダメ)

 とりあえず非適合の原因を探ってみただけで、いますぐ Windows11 にアップグレードするつもりはないです。とくに日常メインで使っている DELL の格安マシンには、XP 時代の古いソフトがいくつか入れてあります。動くかどうか、やってみないとわかりません。

 10 日以内なら元の Windows10 に戻せますが、それを過ぎるとクリーンインストールしか道はなくなります。タイムスケジューラーで一時ファイルが消されてしまうからだとか。そんな危ない橋を渡らなくても Windows10 のままで十分です。

 無償アップグレードの期限がきたら、自作機を先にやって、古いソフトが動くかどうか試してみるつもりでいます。日常的に使ってるほうは、それからですね。その期限がいつか、現時点では不明です。

 それと問題がもうひとつ。OS のアップグレードをテザリングでやるのは、手漕ぎボートで海を渡るようなもんです。一晩で済めばいいけど、それなりの覚悟が要りそうです。(本気でやるの?)

 調べたところ Windows11 pro のファイルサイズは 32~41GB あります(実装したメモリ容量で変動)。mineo のパケット放題 Plus は、3日間で 10GB 使うと速度が 200Kbps に制限されます。どう考えても無事に済みそうもないですね。
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