テレビなど4大家電だけでなく、パソコンもリサイクルの対象になっています。もちろん、使わなくなった我が家の CRT モニターも、処分するときには費用が掛かります。
液晶モニターは、無料で引き取ってくれるところがまだありますが、CRT モニターは転売できないから、ほとんどが有償扱いです。
そんな中で、送料さえ負担すれば、無料で引取ってくれる業者があります。本来は PC リサイクル法で有料と決められているものが、タダというのは解せませんね。
あるサイトでは、なぜ無償で引取れるのか?について、こんな説明をしていました。「弊社は貿易を行なう非鉄金属リサイクル業者だからです」・・なるほど。
早い話が、PC リサイクル法に基づいた処分ではなく、商品として輸出するわけです。国内で処分するのでなければ、リサイクル法の対象外です。
容積と重さからみて、1台につき千数百円の送料が掛かりますが、正規の手続を踏んで処理するよりも安く済みます。近所の人なら直接持ち込めばタダです。
どこも壊れていないし、まだ使える状態ですが、本当に商品(中古品)として輸出できるのでしょうか?
故障していたからといって、送り返してくることはなさそうです。ということは、中古品としてではなく、パーツや資源としても処理できるみたいです。でなければ、粗大ゴミがどんどん溜まってしまいます。いくら仕入がタダでも、それではビジネスになりません。
箱の隙間に使わなくなった PC パーツを詰めれば送料が余分に掛からない・・なんてことも謳ってありました。狙いはそれですね。マザボなどのボード類が同梱されていればラッキー!です。
使われなくなった PC などのデジタル家電は、1台だけだと邪魔なゴミですが、何千何万と集まれば宝の山です。いわゆる「都市鉱山」ですね。