2011/04/03(日)地デジ放送はキレイか?
我が家は、まだアナログ放送と地デジ放送が混在の状態です。台所にある家内の液晶テレビは地デジですが、居間のブラウン管式と比べてキレイか?となると、ちょっと疑問です。
液晶テレビのほうがキメが細かくて、確かにシャープです(メーカーもシャープ!)。でもデジタル特有の肌がヌメっとした画像は、どうも好きになれません。初期のデジカメのサンプル写真を見ている感じです。
これは個人的な好みの問題なのかもしれませんが・・・
昔、新製品デジイチのポスターを事前に見せてもらったときには、正直言って違和感を覚えました。メーカーの人は、「どうだ!」と言わんばかりで自信満々でしたが、見ていて目がおかしくなりそうな気分です。原因は、例のヌメリ感です。立体感も変です。
「このポスターを配るの?」と言いかけて、やめました。普通の人が見たら、「デジカメはここまできたか!」と感動するかもしれません。
そんなことを「酸化セリウム」の先生と話していたら、「ウチのテレビはプラズマだからアナログっぽい」と言っていました。なるほど、肌のヌメリ感はあまり感じません。
熱をもつのが欠点だそうです。小型のプラズマは液晶に価格面で対抗できないから、大型に限られるのが我が家にはマイナス要素です。ユニット家具の幅の関係で、32 インチが限界です。
アナログ人間には、ブラウン管式に地デジチューナーの組み合わせがよろしいようで・・・
2011/04/02(土)旧レンズの解像力
これらに対応しているレンズは、かなり高級な部類に属します。一般のネガカラーは、ハイコンチャートでも 1mm に 100 本程度です。
フィルムの解像力を測るには、その倍程度の解像力があるレンズが必要だと言います。同様に、レンズの解像力をテストするには、その倍程度の解像力のあるフィルムが必要だそうです。
どんな矛(ほこ)も通さない盾(たて)と、どんな盾も貫く矛・・なんだか矛盾(むじゅん)の例えみたいな話です。
2400 万画素の APSC サイズの CMOS が、1mm あたり 250 ドットとすると、解像力は半分の 125 本/mm になります。黒い線1本を識別するためには、最低でも2ドット分(黒い線と白い線)の幅が必要だからです。
フィルムはアナログだから、かろうじて判別できる線でも1本としてカウントされます。一方、デジタルの線1本は、紛れもなく1本の線です。単純に数字だけで比較すると、判断を誤ります。
135 フルサイズのベルビアは、実質 2200 万画素相当とはならないはずです。ローコントラストチャート時(80 本/mm)の 550 万画素相当以上であることは間違いないと思いますが・・・
実際には、2倍の解像力は必要ないみたいですが、最近になってレンズの解像力が話題になるのは、デジカメの高画素化が関係しているようです。
フォーサイズやマイクロ 4/3 の高画素化と、アダプターを介していろんなレンズが使えるようになった結果だと思います。
高画素化をカバーするためにレンズの解像力を上げると、コントラストの低下を招きます。それを画像処理エンジンでカバーして、メリハリをつけるわけですが、アナログ時代のレンズとの相性は悪くなります。
マニュアル接続のオールドレンズは、カメラの設定(例えばノイズリダクション等)を変更したほうがいいかもしれません。
2011/04/01(金)APSCの高画素化
135 フルサイズのα900 並の画素数です。フォーマットサイズを変えずに高画素化すると、1素子当たりの情報量が少なくなり、キメは細かくなっても画質低下を招く可能性があります。APSC でそんなに画素数を上げて、画質的にはどうなんでしょうか?
デジタル式は、画像処理エンジンの出来不出来で結果が大きく変わります。画素数を上げる以上は、それなりの対策がされていると思いますが・・・
フォーマットサイズが小さいマイクロフォーサーズが 1200 万画素クラスだから、面積が 1.7 倍以上の APSC で 2400 万画素というのは、十分あり得る話です。
ひょっとするとソニーは、マイクロ 4/3 に対する優位性を打ち出すために、APSC の高画素化を考えているのかもしれません。レンズの解像力や画像処理エンジンの問題などで、マイクロ 4/3 の高画素化は限界にきていると読んでいるフシがあります。ここで一気に水をあけようという作戦かも?
次期ミラーレス(NEX-7 ?)が 2400 万画素になったら、歓迎する人もいれば、戸惑う人もいるでしょう。マウントアダプターで各社レンズを使い倒す楽しみが、半減するかもしれないからです。
APSC で 2400 万画素だと、1mm あたり 250 ドットくらいの密度になります。フィルム時代のレンズだと、アラが目立つケースが続出するかも?
フィルムではあんなによく写ったのに・・・