2009/12/04(金)マザボ不明のBTO

 既製品のBTOを調べていて、買う気になれないのは、使っているマザーボードの型番がハッキリしないことです。
 CPUがCORE i5の場合は、P55というチップセットの名前しか表示していません。いずれP57やH55といったチップセットを使ったものが登場するでしょうが、いまのところほとんどがこのチップセットだから、どこのマザボかは不明です。

 拡張スロットの空きがいくつあるかは、大抵表示してあります。メーカー名と型番がわからなくても、拡張性がどの程度あるかわかればいいということでしょう。
 拡張スロットの空きから逆算して構成を調べたり、バックパネルのコネクター配置から類推したりすれば、マニアならわかるかもしれませんが、そこまでして調べる根気はないですね。

 マザボの型番を公表しているメーカーもあります。
 なかにはIntel、ASUS、GIGABITEの定番マザボがBTOで選べるところがあって、自由度はかなり広がります。ビデオボードのほかに、ケースや電源部まで選べるというのは、自分で組み立てる手間が省けるだけで、自作感覚に近いですね。

 このメーカーでは、CORE i5搭載機種で7万円台からありました。ただしOSは別売です。激安とまではいきませんが、別売でもオプションで64bit版が選べるのは、うれしいですね。
 メモリを2GB×4にして、HDDは250GBから500GBに替えて・・なんてやっていたら、OS付で10万円を超えてしまいました。CPUをCORE i5にするなら、もっと安くないと・・・

 LGA 1156対応のマザボだったら、CPUはCORE i7-860あたりが本命のような気がします。いまあるパソコンを総入替するつもりであれば、とりあえずCORE i5で済ませておいて、あとからCPUを換装して順送りにする手もありますが・・・

 デジイチも買い換えないといけないから、あまりパソコンにお金をかけたくない気もするし・・・ こうして悩んでいるうちに値下がりするのを期待するしかなさそうです。

2009/12/03(木)マザーボードの話

 IntelからCORE i5が発売されて、マザーボードの新製品ラッシュです。CPUソケットが従来のCORE i7とは違うので、新規格となりました。LGA 1366からLGA 1156となり、ピン数が210本減っています。もちろん互換性はありません。
 CORE i5と同時発売のCORE i7-860/870は、CORE i5と同じLGA 1156だから、従来のマザーボードには装着できません。CORE i7でも900番台とは別モノです。IntelのCPUは、こういうところがややこしいですね。

 CORE i5と同時に発売されたASUSやGIGABITEのマザボには、USB3.0は搭載されていませんでした。2ヶ月ほど経って、対応したモデルが投入されました。初期モデルの価格は、大幅に値下げとなります。
 発売後すぐに手を出した人は、悔しいでしょうね。USB3.0がないだけではなくて、今とは値段がずいぶん違います。後からインターフェースカードを追加した場合、差額はさらに広がります。

 電子機器は、こうした価格変動が激しい分野です。あまり神経質になってもいけませんが、たった2ヶ月でモデルチェンジというのは、ちょっと早すぎるような気が・・・
 これから購入する人はラッキーです。前のタイプなら同じ予算で上位モデルが手に入ります。今すぐ使わないUSB3.0やSATA3(6Gbps)を無視すれば、初期モデルにするのも悪くありません。

 マザーボードは、CPUをはじめパソコンのパーツを組み込む要の部品です。将来拡張するときに、対応していない規格のものは追加できないので、どのモデルにするかは大事な選択です。
 CPUやビデオカード、メモリなどは、後から交換できます。USB3.0やRAID機能などは追加可能です。余分なお金は掛かりますが・・・

 自分がやりたい作業をハッキリさせて、それに合ったスペックでパーツをチョイスするのが、パソコンを購入するときのコツですね。まずは、どのマザーボードにするか?です。

2009/12/02(水)USB3.0への対応

 USB3.0の登場で、画像データの転送速度が大幅にアップしそうです。いずれデジカメにも採用されるでしょうが、それまで買い替えを待つというのでは、一体いつになることやら・・・

 パソコン本体が対応していないと、デジカメだけUSB3.0になっても意味がありません。OSがWindows XPかVistaなら、ハードのスペックは新しいだろうから、わずかな出費で対応できます。USB3.0のインターフェースカードを増設する方法です。
 デスクトップ型の場合は、PCI Express x1のスロットが空いていれば、そこに取り付けます。スリム筐体のパソコンは、ロープロファイルのカードしか使えないので、購入時に注意が必要です。
 ノート型なら、Expressカードスロットにインターフェースカードを装着します。

 あとは、USB3.0対応のメモリカードリーダーを接続すれば、パソコン側の対応は完了です。まだ対応機器がありませんが、来年には発売されるでしょう。カードリーダーのメーカーから、すでにインターフェースカードが出ているので、時間の問題だと思います。

 この方法なら、いまあるUSB2.0のデジカメで撮影した画像データでも USB3.0でパソコンに転送することができます。カメラとパソコンをUSB2.0のコードでつないで転送するよりも、高速で転送することが可能です。電池の残量を気にすることもないし、ACアダプターを用意する必要もありません。

 外付けのハードディスクは、USB3.0対応のものが早々に発売されています。速度的には規格どおり約10倍とはいかないようですが、従来の規格よりも数倍速くデータ転送ができます。
 将来的には、もっと速度が上がるだろうから、いますぐ必要ない場合は、もう少し待ったほうが得策だと思いますが・・・

 Expressカードスロットのないノートパソコンを使っている人は、インターフェースカードを増設・・というわけにはいきません。買い替え時期にきている場合は、もう少し我慢したほうがいいでしょう。
 来年には、CORE i3のCPUが搭載された新製品が出てくるはずです。
OK キャンセル 確認 その他