2019/10/25(金)屋外の防犯ライトを検討する_2
大半が 5W 以上でしたが、ようやく 3W というのを見つけました。LED の 3W はそこそこ明るいから、十分実用できそうです。既設のライトと同じ電球色を選びました。駐車場は、道路側の防犯灯が昼白色だから一緒でもいいけど、カメラの映像は色温度の違う光が混在していたほうが色彩に変化があってきれいです。ちなみに駐車場の人感センサーライトは2灯とも電球色です。
[各社から似たようなキットが出ているが製造元はひょっとして同じ?]
ライトの構成は、AC100V を DC12V に変換する電源部と、3W ライトが4灯、それをつなぐ4分岐アダプターなどです。初めに購入したのは左のキットで、2m の延長コードが別に4本付いているのが、なにげにうれしいところです。この手のキットは専用コードのことが多いから、あるとないとでは自由度が全然違います。
実際に設置してみたら、延長コードが1本分足りなくなりました。調べた限りでは延長コードの別売はなさそうです。よくありそうな2ピン式のコネクターですが、プラグの形状が独自仕様のようです。保護回路などない簡素なつくりだから、電圧が違う他のコードと接続できないようにしてあるんでしょうね。
部品をあさっていて、手許にある変換プラグが使えることがわかりました。独自仕様の2ピン式を外径 5.5mm(内径 2.1mm)のプラグに変換できます。この規格は広く使われていて、防犯カメラの電源コードもこの方式です。延長コードや分岐アダプターなどの市販品がたくさん出回っており、接続部分の防雨加工さえすれば配線の自由度は一気に広がります。
[左からライト本体、2ピン端子、変換プラグ、防水キャップ]
DC12V 仕様の汎用 AC アダプターを使って、ライトを1台分離することにしました。外したライトの接続部分にはめる防水キャップまで用意されているとは、このキット、なかなか芸が細かいですね。明暗センサーがもう一つ要るけど、時間タイマーを併用してほかのライトと違う動きをさせることができます。
延長コードが不足していた問題は、ライトを1台分離したことで解決しました。また足りなくなったら、今度はプラグ変換でしのぐつもりです。新たな問題といえば、3W でも明るすぎることですか。どうやって光量を抑えるか、揉んでみたいと思います。
2019/10/24(木)屋外の防犯ライトを検討する
玄関周りと駐車場は、夜間もカラーモードに変更しました。常夜灯や防犯灯があるから、赤外線 LED 照明のモノクロ画像よりもリアルでしっくりきます。玄関正面に据えたカメラは、以前から夜間でもカラーのままで、ほかのカメラもカラー化したほうがよいかも?と考えていたからです。
道路側のカメラは、向いてる方向がわからないようにドーム型です。レンズは 2.8-8mm ズームで、一丁前にいわゆる PTZ(パーン・ティルト・ズーム)です。ズームレンズといっても実際にはアスフェリカルで、拡大縮小するとピント移動します。それをオートフォーカスで補正する仕組みですが、夜間モードだと赤外線 LED に照らされた近景の葉に引っ張られて、そちらにピントがいってしまい遠景はボケボケでした。
こちらもカラーモードにすると、ピントは道路に合うようになりましたが、照明が足りないので薄暗い画像です。見えてるのは、門扉から漏れてくる玄関灯の明かりと、カメラの 5m 後方にある防犯灯にほんのり照らされた生垣だけで、ほかは真っ暗です。(なんか寂しいなぁ)
では元の夜間モードに戻すかというと、あのボケボケ画像はもう御免です。そこで防犯を兼ね、屋外の照明をどうするか検討してみることにしました。外構に使う照明器具は、いろんな種類があります。予算の関係もあるから、国内大手メーカーのエクステリアものは外すとして、さてどれにしますかね。
ソーラー式のライトは耐久性の問題があります。毎日、充放電を繰り返すから寿命はせいぜい2~3年でしょう。使用目的はセンサーライトじゃなくて常夜灯だから、ソーラーパネルはそこそこ大きくなります。電池はリチウムイオンの 18650 がよく使われていますが、パワーがあるだけに危ない電池です。火事にでもなったら防犯どころの騒ぎじゃありません。
電気代がタダなんてフレコミにつられてうっかり手を出すと、後で痛い目に遭いそうです。常夜灯の電力は数ワット。やはり AC100V か DC12V の灯具が無難です。家の周りなら電源は取れるしね。
試しに AC100V 7W のライトを1灯用意しました。インターフォンのある門扉あたりを照らしてみましたが、明るいですね。即撤去で駐車場に移転しました。車2台分のスペースを照らすのには十分すぎる明るさです。人感センサー付きならこれでもいいけど、道路側の電柱に付いてる防犯灯より明るいというのはちょっとね。人感センサーライトはすでに2灯付いてるし…
奥ゆかしい我が家としては、7W どころか 5W でも明るすぎるくらいです。100V 仕様を諦めて 12V 仕様で探すことにしました。当面は AC100V から DC 変換するとして、将来的にはソーラーパネル+充電池でも使えます。ちゃちなパネルじゃなくて 100W 級+ディープサイクルバッテリーというやつね。(たぶん夢物語だわ)
2019/10/17(木)待った甲斐なしの 2.8mm レンズ
超広角といっても 2.8mm 程度の焦点距離で左右が丸くカットされては、精神的に苦痛です。フロントプロテクターを外すしか解決方法はなさそうです。内部ユニットを少し前に出したせいで、フロントプロテクターに LED が当たり、ネジを締めたらガラスにヒビが入ってしまいました。この際、ガラス部分を交換することにしました。測ってみたら 49mm 径のフィルターがピッタリはまりそうです。
レンズが少し奥に引っ込んでいるため、フロントプロテクターのガラス部分を撤去しても四隅がケラレます。やけくそで焦点距離がもっと短い 2.1mm レンズに替えてみました。このレンズは価格がちょっと高かったせいか、イメージサークルのケラレはありません。レンズの先端が前に出た関係で、フィルター枠によるケラレはわずかです。(枠をちょっと削ればなくなる程度)
[左は既製品の 3.6mm 付、右が 2.1mm に交換してプロテクターを加工したもの]
レンズが 3.6mm から 2.1mm に替わり、画角が一気に広がりました。レンズの先端が奥まっていると、焦点距離が長くてもケラレることがあります。この 2.1mm はレンズ先端が前に出る仕様でケラレが少なく済みました。なんでもやってみないとわかりませんね。これでいくことにしましょう。
このカメラは、IE ブラウザ経由で各種設定を変えることができます。夜間モードは、モノクロにせずに日昼のカラーモードのままにもできます。赤外線 LED は点きますが、カメラ内部のコードを外せば点灯しなくなります。明暗センサーの機能を切ることも可能です。(前部ユニットのコネクターを2ヵ所外すだけ)
夜間に赤外線 LED が点灯するとカメラの存在感が増して防犯効果が高まります。ただし、フロントプロテクターを外して1枚ガラスのフィルターに交換したことで、LED の光がもろレンズに干渉します。今回は赤外線 LED が点灯しないようにしました。前回の加工に比べて遮光幕を張らずに済んだぶん楽させてもらいました。