2025/04/09(水)まだ現役の Windows XP マシン

 先月下旬に知り合いの写真館から PhotoShop が動かないと SOS です。撮影した画像を開こうとしたらエラーになってハングしてしまうそうです。困りましたね。

 「仮想記憶ディスクに十分な空き容量がありません」という警告が出ているというから、作業スペースが不足しているのが原因のようです。処理した画像を保存し続けた結果、ハードディスクの空き容量がなくなったと判断しました。

 メールでは埒が明かないので電話でやりとりしました。C ドライブの空き容量が GB じゃなくて MB 単位まで減っていました。数十 MB じゃあ、ちょっと大きな画像を開いたらアウトです。

 隣の D ドライブは 108GB 空いています。PhotoShop の作業領域を C ドライブから D ドライブに変更するように言いました。そしたら無事に復帰したとか……

 「無事」じゃないんだわね。この状態では OS が立ち上がって PC が動いているのが不思議なくらいです。不要な画像を削除するか退避させて空き容量を増やすよう指示しました。

 この PC は、古い昇華型のプリンターで出力するために OS は Windows XP のままで、ネットにつながずにスタンドアローンで使用しています。ウイルスに感染した可能性は低そうです。

 こちらの予想に反して HDD に保存していた画像は大した数ではなかったみたいです。なんでそんな糞詰まりの状態になったんでしょうね。不思議です。こちらから出向いて作業するしかなさそうです。

 「ディスクの管理」画面で満杯の C ドライブとガラ空きの D ドライブの間に未割り当ての領域を作り、C ドライブを拡張することにしました。ところが XP では管理画面から領域の拡張ができない仕様になっていました。右クリックしてもその項目がありません。

 できるのは Windows 7 以降からで、XP はコマンドプロンプトから命令文を打ち込まないといけないみたいです。我が家には Windows 7 のデスクトップ機を1台だけ保存してありますが、 XP マシンは残ってません。XP の元 CD も知人に進呈して在庫なしです。

 持って行った USB メモリは認識しないし、片面2層の DVD-R メディアもダメでした。exFAT フォーマットは Microsoft から修正プログラムを引いてこないと認識しないみたいです。(しばし茫然)

2025/04/07(月)防犯カメラと屋外照明の消費電力

 現在は電灯線から電力を得ている防犯カメラと屋外照明を太陽光発電で賄おうという計画です。電力会社に払っている電気代がその分安くなれば、設備投資の一部でも回収することができます。

 どのくらい電気を使っているのか計算してみました。IP カメラはイーサネットケーブルを利用した POE 給電です。AC100V につないだスイッチングハブから給電しています。カメラ1台あたり数ワット程度。多いものでも 10W くらいです。

 LED 照明は明るさを抑えているので全部で 10W 程度。ハブの消費電力も含めカメラ1台あたり 10W 弱とみて、現在 11 台稼働してるから 100W の電球を 24 時間点けっ放しにしているのと同じ勘定です。1日 2.4kW、1か月 72kW、電気代は月2千数百円です。

 "セコ無" や "アル足" などの警備会社と契約するよりもうんと安く済みますが、何もなければ無駄な出費と言えなくもありません。掛け捨ての保険みたいなもんです。

 そろそろ機材の寿命がくるころです。順次更新するうちに消費電力も変わる可能性がありますが、現在の電気代で太陽光発電の設備投資が回収できるか試算してみました。

 欲目で電気代が年間3万円ほど安くなるとして、5年で 15 万円、10 年で 30 万円が回収できる計算です。10 年はちょっと長いから、自分の寿命も考えて7年くらいが妥当でしょう。約 20 万円です。

 このくらいの予算があれば太陽光パネルのほかに、充電池、インバーター、コントローラーなども含めてそこそこの設備が整いそうな気がしてきました。

 防犯カメラ網を 24 時間稼働させられる電力は1日約 2.4kW です。充電池の容量が 3000Wh 以上ないと心もとないので、ポータブル電源ではそれだけで予算オーバーとなります。単体のリン酸鉄リチウムイオン蓄電池なら 1000Wh×4台でもいけそうですが……

 それに充電できるだけの太陽光パネルが必要です。最低でも 800W~1kW は要りますかね。となると 20 万円の予算では厳しいなぁ。

 そんなことを考えて悩んでいるうちが花なんだわね。

2025/04/05(土)太陽光発電の実用性を考える

 東京都をはじめ新築の戸建て住宅に太陽光発電の設置を義務づける自治体が増えてきました。多くは施主ではなく施工会社への義務づけですが、普及はどうですかね。

 太陽光発電と一口に言っても規模や形態はさまざまです。電力会社に売電するそこそこの規模のものもあれば、自家消費の一部に使う小規模のものもあります。

 初期投資を回収するには電力会社に売電するしかなく、自家消費だけで元を取るのは難しそうです。設備のメンテナンス費用や老朽化による追加投資など、一般的に電気は買ったほうが安く済みます。

 停電や災害時に電力を自前で確保する目的であれば、一種の保険みたいなもので、元を取るという発想は無用です。照明器具とスマホの充電くらいなら、小さなシステムで賄えます。

 個人的には、停電時にぜひとも動かしたい家電の筆頭は冷凍庫です。定格電力はそんなに高くないけど、コンプレッサーを使う機器は起動時に大きな電力が必要です。ポータブル電源だと 1000W クラス以上でないと動かないでしょう。

 災害などで数日にわたって停電するような場合は、蓄電池にためた電気だけではしのぎきれません。何らかの方法で電力を補給しないとすぐにストップしてしまいます。1000W クラスのポータブル電源は 100~400W の太陽光パネルから充電できるようになっています。

 いつ起こるかわからない停電や災害のために、ポータブル電源と太陽光パネルを備えておくのは、いくら保険がわりといっても不経済です。太陽光パネルは陽が照ってれば発電します。黒い幕で覆ったままにしておくのはもったいないですね。

 我が家の場合、太陽光発電で充電池にためた電気の使い道は防犯カメラと屋外照明です。もし電力不足になって止まっても生活への影響は少ないし、停電時でも電灯線とは別回路だから稼働し続けます。

 この使い方なら充電池はポータブル電源である必要はないでしょう。屋外で雨風が防げる場所に充電池とインバーターを設置すればいいことです。太陽光パネルも屋外だしね。
OK キャンセル 確認 その他