2008/10/25(土)使いきりのデジカメ
とりあえず関東地区50店舗でのスタートです。
先行して発売になったのは、防水タイプのカメラで、価格は1,980円。発売初日にほぼ完売だったそうです。鳴り物入りでしたからね。
世の中いろんなひとがいるから、本当に使うつもりで購入したひとが大半かというと疑問です。販売してから2ヶ月過ぎて、何割が店に戻ってきたのかは発表がありません。
後追いを狙う企業の買取や、メカマニアの購買もあったでしょうね。すでに何台かはバラバラに分解されていると思います。
スペックは、画素数が300万画素、防水は水深3mまで、50枚撮で10秒以内なら消去可能・・この程度しか公表されていません。レンズの明るさやISO感度が不明なので、結婚式に使えるかどうかはわかりません。テストしようにも「完売御礼!」です。
防水タイプ以外に、27枚撮(1,280円)、50枚撮(1,480円)が発表されています。夏場以外は、一般需要はこちらでしょうね。
販売する形になってはいますが、自分でデータを取り出せないから、お店に持っていった時点で回収されます。実体はレンタルです。
「買ったのだからカメラを返せ!」というひともいるでしょうね。そうならないために、データCDは無料になっています。交換条件を用意したわけです。
プリントはオプション扱いで、1枚37円になっています。一律価格で通るのは全国チェーンの強みです。
使いきりのデジカメが「市民権」を得られるかどうかは、今後の展開を見るしかありません。
回収率を上げるために、データCDとプリント価格を織り込み済にする手もありますが、販売価格が高くなると購買意欲がそがれます。アメリカのリバーサルフィルムのように「現像料込み」というわけにはいかないかも・・・
販売窓口が限られているのと、カメラのスペックがイマイチよくわからないから、しばらくは「写ルンです」ナイト&デイのお世話になるしかありませんね。
2008/10/24(金)写ルンですの活用法
フィルムでの撮影は、現像してみないと撮れているかどうか心配ですが、ナイト&デイなら大丈夫でしょう。カメラが故障したときの「保険」としてもお奨めです。
ネガとプリントだけでは、ウェブアルバムにアップロードできないので、現像するときに「CD同時書き込み」を頼んでおくとよいですね。デジタル化されたデータがあれば、何かと役に立ちます。
デジタルカメラで撮影した画像データは、きちんとバックアップをとっておかないと、そのうちウヤムヤなってしまう危険性があります。
元のメディアはもちろんのこと、パソコンのハードディスクも「危ない記録媒体」の仲間です。CD-Rに焼いておけば、とりあえず安心ですが、半永久というわけにはいきません。
その点、写ルンですはアナログ写真だから、ネガが残ります。経年変化で退色しますが、画像がなくなってしまうことはありません。銀塩プリントの耐久性も期待できます。
デジタルデータ化したCD-Rがあれば、ネガ・銀塩プリント・デジタルデータの3つの画像が手元に残ります。3つも保険に入っていれば安心ですね。
市中の写真屋でネガからのプリントがいつまでできるかわからないけど、年数が経っても日本のどこかで処理してると思います。
写真家の作品の多くは、銀塩のアナログプリントでないと表現できない趣きがあります。まったく姿を消してしまうことは、当面はないでしょうね。
長期保存を第一に考えるなら、デジカメよりも写ルンですに軍配が上がりそうです。
2008/10/23(木)「写ルンです」の種類
結婚式で「写ルンです」を何個か用意して、ゲストに配るひともいます。各テーブルに1~2個置いておき、「ご自由にお使いくだい」と司会が案内するやり方が多いようです。皆にたくさん写真を撮ってもらいたい・・ということですかね。
写真やカメラの原理に詳しいひとは少ないから、用意されているのはまず特売品のISO400タイプです。室内だったら3mも離れれば露光不足になってしまいます。
披露宴会場は広いので、すぐそばと思っても4~5mは離れています。ほとんどが遮暗いシャビシャビのプリントという結果になります。
姪っこの結婚式のときにも「写ルンです」が各テーブルに置いてありました。母親(姉)が用意したようです。結婚式用とはいえ、買うときは主婦感覚で選ぶから、数百円の特売品です。ISO感度は400でした。
案の定、後になって「配ったカメラはほとんどダメだった」と嘆いてました。一言相談してくれれば、無駄銭を使わずに済んだのに…
結婚式で配るなら、やはりISO1600タイプでないと意味がありません。ストロボが届かない距離でも室内照明だけで何とか写ります。値段は高いけど、現像代とプリント代をパーにすることを思えば安いもんです。
ISO1600の「写ルンです」は、3種類あります。結婚式(披露宴)で使うなら、Night & Day Super が最適です。1600 Hi-Speed はスポーツ用、Room & Day Super はご家庭用です。間違えないようにね。
ナイト&デイは日中屋外と夜間(室内)の切り替えがついています。司会から使い方をきちんと説明したほうが賢明ですね。
FUJIFILM「写ルンです」のISO1600タイプはコチラを参照