2008/12/13(土)デンマーク?で挙式
安城界隈は、昔から酪農が盛んなところで、「日本のデンマーク」と呼ばれてきました。それをもじって「デンパーク」です。
農業が盛んな土地柄だけに、花をふんだんに使ったディスプレーがウリです。大きな温室(?)の中に、デンマーク風の建物や売店が建てられ、雨の日でも散策やショッピングが楽しめます。
運営は、財団法人安城都市農業振興協会が行なっています。結婚式もメニューに取り入れていますが、こちらは業者委託のようです。挙式の費用以外に、入場料(600円)が必要だとバッチリ謳っています。
オープンは1997年みどりの日だから、比較的新しい施設です。オープン当初は、確か結婚式はやっていなかったと思います。リピート客や職員の要望で挙式を受けたのが、発端になったんでしょうか?
園内にはチャペルはないから、人前式だけみたいですが・・・
チャペルまで造って結婚式を増やしていく考えは、ないかもしれませんね。
ここで結婚式をするなら、一番の魅力はロケーションフォトでしょうね。
前撮りで使う場合は、入場料のほかに撮影料(\10,500)と控え室の使用料を払えば利用できるそうです。登録業者だけじゃなくて、知り合いの写真屋さんに頼んでもいいというから、自前で撮影することもできます。
挙式はやらずに前撮りだけで利用できるかどうかは、残念ながらホームページには載っていませんでした。
二人の想いを伝えれば、多分OKしてくれると思いますが・・・
2008/12/12(金)明治村で撮影会
こういう行事に施設を貸すことは稀のようで、実現するまでの交渉は大変だった・・という話を聞いたことがあります。
おそらく、施設内でのフィルムの販売権にからんで、かなりの金額が動いたんだと思います。その見返りに、渋々撮影会を認めた・・というのが、業界通の見方でした。
当時、観光地でのフィルムの販売本数は、想像以上に多かったみたいです。箱根などでは、それ専門の業者がいたくらいですから・・・
知り合いの呉服屋さんが、明治村に振袖カタログのロケを申し込んだときの話です。
それなりのツテを頼って依頼したので、責任者に会うことはできましたが、「そういう主旨の撮影にはお貸しできない」と、丁重に断られたそうです。
ドン!とお金を積んで、相応の使用料か寄付金を提示すれば、ひよっとしたらOKだったかもしれませんが、明治村は堅い・・というので評判です。個人企業が出せる広告宣伝費くらいでは、微動だにしないでしょうね。
モデル撮影会は、その後は開催されませんでした。やはり、明治村にはふさわしくない・・と判断されたのかもしれません。
その代わり、施設内の建物や行事をテーマにした「写真コンテスト」が毎年行なわれています。「明治村大賞」の賞金は10万円だそうです。
フィルムが売れなくなり、最後の頼みの綱「写ルンです」も減少傾向にあります。協賛している感材メーカーとしては、かなり辛いと思います。
モデル撮影会をやったころの勢いは、もう二度と戻らないでしょうね。
2008/12/11(木)「明治村」の結婚式
博物館というだけあって、明治時代の建物が、広大な敷地にそのまま移築されています。
ここには歴史的な教会が移築されていて、結婚式を受け付けています。ホームページにも「明治村ウェディング」というのが出ています。
リトルワールドと違って、似せて造った建物でないところがミソです。「聖ザビエル天主堂」「聖ヨハネ教会堂」「大明寺パウロ教会堂」の3つのチャペルで挙式することができます。
披露宴は、帝国ホテル・岩倉ホール・三重県庁舎「彩の間」が紹介されていました。
石造りの旧帝国ホテルは、建築家ライトが設計した本物の一部をそのまま移築したものです。趣のある立派な建物です。(実際に建てられたのは明治ではなく、大正12年だそうですが・・)
明治村の開村は1965年で、40年以上の歴史があります。あくまで「博物館」という位置づけだったので、食事をするレストランは、トンネルを抜けた別の場所にありました。
リトルワールドが、各エリアで食事が楽しめるのに対して、歴史的な建造物の中での飲食を意図的に排除してきました。建物の中に喫茶店を併設するようになったのは、比較的最近の話です。
以前、知り合いの写真屋さんに、ブライダルフォトの権利を譲る話があったそうです。明治時代の衣装の着せ替えに比べて、ウェディングのほうの売上予測が低かったので見送ったとか・・・
施設の規模が大きいと、結婚式を少々取り込んだくらいでは、採算が合わないから、それだけに力を入れるわけにはいきません。専門の結婚式場よりも利用者は少ないでしょうね。
とかく見かけだけのハリボテが多い結婚式場に比べて、明治村は本物の歴史的建造物です。
挙式にはお奨めのスポットなんですが、結婚式は業者委託だから、衣装を持ち込んでロケ・・というわけにはいかないようです。残念ですね。